共通テストニュース 新課程入試について

数学 山之内聖拡先生の学習アドバイス

MATH

数学

山之内聖拡先生

山之内聖拡先生

エネルギーが溢れる熱く前向きな授業で、多くの生徒から強い信頼を受け、やる気と実力を向上させている。 公式や定理の使い方ばかりでなく、成り立ちを徹底的に追究することで、「問題の外見」ではなく、「問題の本質」を見抜く力を付けさせる。 合言葉は『やればやるほどのびる!』。考える楽しさを体感し、いつの間にか数学が大好きに、そして得意科目に!

受験生 のキミへの学習アドバイス

 共通テストで多くの受験生が悩む「試験中における見直しのタイミング」についてお話します。

 私がおススメしたいのは、すべてをひととおり解き終わったときではなく、ひとつの大問の中で主要な式を立てるたびに、もう一度解き直すことです。試験では「解ける問題を確実に得点すること」が重要です。各大問内の後半は比較的難しく得点しにくいので、前半をいかにミスなく得点するかが「安定して8割得点」への鍵になります。デメリットとしては、余計に時間を圧迫してしまうということが挙げられますが、前半のミスに続いてその大問が壊滅してしまうよりは、よっぽどましです。「奇跡の高得点」はなくなるかもしれませんが「安定して8割」には近づきます。

 日ごろの勉強の中でも運の要素を極力排除し、得点の安定性を重視しましょう。「たまたまうまくいった」ではなく「いつもどおりに解いて得点できた」が増えるほど得点の安定感は増します。それを心がけて日々の学習に励んでみてください。心から応援しています。


WEB限定アドバイス

 共通テスト数学1A70分4題の時間配分は、単純計算で[1]20分[2]20分[選択1]15分[選択2]15分。この得点帯の受験生だと「これに見直しの時間を考慮して調整しようかな、あとは当日の具合次第」というイメージかと思います。とはいうものの、正直な話、なかなか見直しの時間を確保するのは難しいですよね。それでもなんとか全体で5分の見直し時間が取れたとしてどんな見直しをしますか?

 気になった問題の解き直しといきたいところですが、それくらいの時間ではなかなか難しく、解答欄の名前やマークミスの確認などをするのが精いっぱい。結局、見直しらしい見直しもできず5分をほぼ持て余してしまう。試験後に自己採点をしてみると大問[1](1)で立てた式に間違いがあり、そのままズルズル大問[1]をほぼまるまる落としていた。こんな経験がある人も多いのではないでしょうか。そのようなミスを避けるためにもひとつの大問の中で主要な式を立てるたびに、もう一度解き直すことを実践してみてください。


新高3・2生 のキミへの学習アドバイス

 いわゆる定石問題の解法手順は覚えてしまいましょう。暗記ではなく、何をしたいのか、そのためにどの知識や技術を使うのか、だからこそこの手順なんだという理解と納得を伴ったうえで覚えてくださいね。定石問題の解法というのは、例えば「2次方程式の解の配置」であれば「f(x)とおきグラフをかいて、判別式、軸、端点から特定する」や「判別式、解と係数の関係から特定する」などがあります。将来的には、「問題文を読む」→「問われたことを掘り下げる」→「定番問題の解法にたどり着く(またはその組み合わせであることに気づく)」といった思考ができるようになります。限られた時間内に手際よく解答していかなくてはならない大学入試の数学においてはとても大切なプロセスです。

 また、この定石問題の解法が頭に入っていることで、うまくいかなかった問題の解説を確認したときに「ここをこう読むことでこの条件にたどり着くのか。だからこそこの解法に持ち込めるんだな」のように理解が進み、復習の効率も格段に良くなります。これはやるしかないですね!合言葉は「やればやるほどのびる!」