JAPANESE
古文
富井健二先生
入試に必要不可欠な、古文単語と古文読解を“ビジュアル”解説。基礎から応用まで難なくマスターさせ、古文が読めない受験生を根絶させる実力熱血講師。古文を簡単明瞭に解き明かし、速読の秘訣や古文特有の「教養」を伝授していく授業は、毎回受講生をうならせる。
これまで解いた共通テストの模試や過去問を冷静に分析しましょう。そしてミスの原因が以下のどれであるかを追求してください。
① 知識が不足していた。
② 前書きや注のヒントを生かしきれなかった。
③ 文脈を捉えられなかった。
共通テスト直前に古文単語や古典文法の知識の確認に必死になる人が多いようですが、そればかりに固執するのはおススメしません。本当に重要な古文単語(400語程度)や古典文法(助動詞・助詞・識別)のチェックだけに絞って、後は過去問や模試の結果を冷静に判断し、失点した箇所を重点的に強化する。そして当日までに現代文・古文・漢文の時間配分・ペース配分を決めておくとよいですね。
知識事項は共通テストまでに一通り終わらせ、共通テスト終了後は志望校の問題をどんどん解いてください。学習にメリハリをつけること、苦手な箇所を冷静にあぶり出すことができれば最後まで実力を伸ばせます。
共通テストで得点できても記述問題だとまったく歯が立たないという人はけっこういます。記述は第三者に必ず添削してもらってください。古文読解と記述問題は自己流ではなかなか研鑽できませんから。志望校 の過去5年間分模範解答作成が基本です。
受験直前になるとまわりの人が賢く見えて絶望的になってしまいがちですが、誰よりもあきらめが悪くあってほしいと思います。もともとできる人なんて本当はいません。才能というものは地味な努力の積み重ねによってのみ生れるもの。誰よりもあきらめが悪くあってください。
「古文は直前期になってからでも大丈夫だ」というのは、とんでもない誤りです。難関大の受験はやっつけ仕事では合格点にはいたりません。確かに古文単語や古典文法の知識の修得は不可欠ですが、最も大切なのはそれらを応用させた古文読解です。知識を身につけながら本格的な古文読解の力がつくように緻密な計画を立てましょう。新高3生の場合は古語の例文もしっかりチェックしなければいけません。暗記だけの学習に陥らないようにしてください。
夏以降の学習では、新高2生は国語便覧などで有名作品の梗概を読んだり基礎的な読解に取り組みましょう。新高3生においては読解に加え、共通テストの問題を毎週2,3題解いていくとよいですね。模試などはできるだけ受け、自分の実力をしっかりと把握しましょう。志望校の傾向分析も早い時期にしておくとよいですね。