ENGLISH
英語
大岩秀樹先生
先生の情熱あふれる授業は、英語アレルギーの生徒でさえ英語好きに変え、英語を得意科目にしてくれる。また、『英文をカタマリで読み解く』『本物の基礎力にこだわった明るく楽しい』授業は、幅広いレベルの受験生から大好評! 「知らず知らずのうちにどんな問題にも通用する本物の力が身につく!」と評判の気鋭の講師。著書は50冊以上。
国公立二次試験は記述式が中心。共通テスト対策では速読力と情報処理能力の向上に重きを置いていたと思いますが、記述式はそれらの能力に加え、求められている解答を作り上げる力を養うことが重要です。解答は必ず書いて文字に起こし、人に見てもらうことは最低限行ってください。自己採点は「模範解答のように書いたつもり」になりやすく、正確な採点は難しい場合がほとんどです。東進生は「第一志望校対策演習講座」や「記述型答案練習講座」なども活用し、必ず第三者に見てもらうようにしましょう。
私立大学の試験は選択問題が多いので、正解の選択肢が正解に成り得る理由だけでなく、正解以外の選択肢はなぜ正解に成り得ないのかという根拠を考えるようにしてください。英文を「読む」から「解く」へ意識を変えて学習していきましょう。
過去問は2回目以降では「なぜ正解なのか」を考えながら解くようにしてください。また、解く時間を短縮する練習も必須です。前回より1割程度、制限時間を短縮した訓練がおススメです。
試験の前日や当日は、新しいことをしないようにしましょう。東進生は今まで覚えてきた単語や熟語、文法であれば「高速マスター基礎力養成講座」で覚えたものなどの確認程度で済ませましょう。試験会場には「やっていない」もしくは「解けない問題が多い」参考書ではなく、「どこを開いても100%大丈夫」と思える授業のテキストを持参してください。このテキストで覚えたものが解ければ合格できるという事実と自信を胸に、出題された問題が「このテキストのどの知識に近いか」という発想で試験時間を過ごしてください。
次の試験までの準備期間となる中日は、どうしても今まで受けた試験のことが気になってしまいがちですが、そこは意識的にしっかり気持ちを切り替えること。自己採点などをしてすでに受験が終わった大学の問題を気にするより、これから受ける大学の過去問を反復練習したほうがよほど有益です。過去も大事かもしれませんが、次の試験に備えるべき中日に気にかけるべきではありません。次の入試に備えて、徹底的に復習をしましょう。
焦り、緊張。誰もが持っています。条件は全員が同じです。ですから「落ち着いて」とは言いませんし、落ち着く必要もありません。焦っていても、緊張していてもいい。今までやってきたという事実を忘れず、学んできたことを出し切ってきてください。
3月31日をひとつの期限とし、それまでに終わらせるべきことを明確化することが重要です。4月に新しい学年が始まった時点で、新高3生の人は主要科目である英語・数学・国語を志望校レベルに、選択科目の理科・社会は本格的な学習にそれぞれ着手する必要があります。
つまり、この時期の新高3生は、共通テストで求められる基礎を完成させる時期となります。単語、熟語、文法、長文読解の基本など、現時点で不完全なものは遅くとも3月31日までには終わるよう目標設定をし、計画的に行動していきましょう。
新高2生は、来年の今ごろにはこれまで述べてきたことが完成している必要があります。時間が限られる高校生活の中での学習となるので、うまく両立できるよう計画的に進めておきましょう。
今月の20日には「第1回 2月 共通テスト本番レベル模試」が実施されます。1月の「共通テスト同日体験受験」を受験した人は、今すぐに正解できなかった問題の改善点を導き出しましょう。語彙や文法だけでなく、読解速度や情報処理速度、英文理解や設問理解など、不足している知識を補い、2月の「共通テスト本番レベル模試」までに何をするべきかを明確にしてから学習を進めましょう。
一方、1月の「共通テスト同日体験受験」を受験していない人は可能な限りすぐに本年の共通テストを解き、今後の課題を明確にしてから学習に取り組みましょう。
何事も、いつまでに何をどのように終わらせるかを明確にしてから行動する習慣をつけてください。学年が上がり、勉強が進んでいくと目の前にあるものは「あれも」「これも」と日々量が増え続けますが、何事にも優先順位があります。「何月何日までにこれをやる」と決め、膨大な量の学習に優先順位をつけ、一つひとつ達成していくことが重要です。
先を見据えずに無我夢中に取り組んでいる人ほど、目標は達成できないものです。「目標が達成できる努力」を心がけてください。