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古文 富井健二先生の学習アドバイス

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古文

富井健二先生

富井健二先生

入試に必要不可欠な、古文単語と古文読解を“ビジュアル”解説。基礎から応用まで難なくマスターさせ、古文が読めない受験生を根絶させる実力熱血講師。古文を簡単明瞭に解き明かし、速読の秘訣や古文特有の「教養」を伝授していく授業は、毎回受講生をうならせる。

高3生 のキミへの学習アドバイス

本年の共通テストを見ると、より思考力を試す問題に変化してきていることがわかります。したがって受験する側もそれに対応していかなければなりません。単純に暗記を繰り返していくだけではなく、実戦に通用するレベルになっているかどうかを確認しながら学習していくことが大切です。

例えば「ふみ(文)」という重要古語は「手紙・文字・漢字・仮名・漢詩・文章・漢文」などのようにたくさんの意味がありますが、すべての意味を覚えていたとしても、文脈の中で決定する判断力(読解力)がなかったら、その知識は宝の持ち腐れです。「ふみを遣る」だと「手紙」の意味になるし、「ふみを作る」だと「漢詩」の意味になるんですね。単語単体の学習ではなくて、文や文章の一部として古語を意識して学習すること。必ず古文単語集の用例にも目を通すことがポイントですね。

それは古典文法にあっても同じです。例えば「る・らる」という助動詞には受身・自発・可能・尊敬の意味があって、「念ぜられず(=我慢できない)」の用例のように「る・らる」の後に打消語が続くと可能の意になる用例が多いですが、絶対に可能になるわけではありません。やはり文や文章の一部として助動詞や助詞を捉えることが大切なんです。数多くの文章にあたり、実戦で使えるものになっているかどうかを常に確認しながら学習する必要があります。

知識を使うことで楽しさを感じていく

入試問題を解くという実戦的な学習に入る下準備として4~6月の間に、古典文法と古文単語を一通りチェックしましょう。基本的に赤字や太字のついた超重要ポイントだけでOKですからとにかく始めましょう。古文単語は300~400語くらいを目安(最終的には600語くらい覚えるとベスト)に、古典文法は用言・助動詞・助詞を中心にチェックをしましょう。単に覚えるだけではなく、古文単語集や古典文法のテキストの例文にも目を通しましょうね。また、覚えた知識を確認しながら、時には古語辞典の例文や語源に目を通しましょう。重要だと思った箇所にラインマーカーを引くと良いですね。

このような学習ばかりでは飽きてしまいますので、自分の覚えた知識を駆使してどんどん文章を読み進めてみましょう。そうすれば、きっと古文の学習を楽しく感じるようになると思います。一千年も前の人が書いたものを理解することができるというのは何か神秘的でおもしろいなと感じませんか。読解のような「思考する」分野は実際の文章に触れて慣れてしまうのが得策です。模試もどんどん受けてください。模試における成績の向上は最も効果的なカンフル剤になります。よくなかった場合は、失点箇所を冷静に分析しましょう。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

高3になって「古文単語・古典文法でも覚えるかな」なんて考えて、時間をかけて古文単語の意味を丸暗記しそれなりに古典文法の仕組みを理解したとします。ところが模試を受けてみると、なかなか思ったように得点することができないことがあります。やはり古文単語と古典文法の知識の習得だけでは古文をすらすらと読んでいくのは難しいのです。高3になってこのような状態に陥ることがないように早い段階から作品常識と古文常識をしっかりと身につけることが大切です。古文の中にどのようなことが語られ、当時の人がどのような価値観を持っていたのかを前もって知っておくとよいですね。重要古語(300語くらい)と重要文法(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞・重要な助詞)などを理解しつつ、有名出典の梗概(ダイジェスト)を国語便覧などでチェックしておくとよいでしょう。

古文は計画的な学習が実を結ぶ

大学入試の古文で合格点を取るために必要な知識量や読解のレベルは、中学時代のものとはまったく比べ物になりません。3年間かけて計画的に学習していかなければ、間に合いません。大切なのは古文読解をしながら、当時の人々がどのようなことを考え、何を残そうとしたのかを理解することです。限られた時間で古文の成績を向上させ、合格点を取るためには効率的に学習していかなければならないのです。

なかなか学習の習慣が身につかない人は、東進を活用するなど、勉強する環境に身を置きましょう。はじめは苦労しても、3週間もすれば慣れてさほど苦痛ではなくなります。それと「登下校の際のバスや電車の中は古文単語を覚える時間にしよう」というような習慣づけをするとよいですね。モチベーションを高めるために志望校を見学するのも良いと思います。早い段階から「あの大学に入るために、頑張ってるんだ」と考えるようになれば踏ん張りがききます。