ENGLISH
英語
土岐田健太先生
学生時代より黙々と日々研鑽してきた努力人は、「実用英語」と英語文化の「教養」の橋渡しをする。英語圏の文化背景から英語を捉え直す講義スタイルは、これまでの英語観を大きく変え、将来まで通用する圧倒的な英語力を習得できる。高校生だけでなく、社会人対象の資格講座や教養講座も担当。「知的な面白さ」を追求し続ける講義で、受講者の知的好奇心を満たし、合格のその先の将来と向き合う自信をも与えてくれる。
過去問を解いても、課題発見と解決がうまくいっていない人にアドバイスです。英語の入試問題は「思考問題」と「知識問題」に分類することができます。例えば、長文問題でも空所補充形式では、よく熟語や文法の知識が狙われます。もし答え合わせをして知識のヌケやモレがあったら、小さなノートにまとめて、知識を取り出すスピードを早めていきましょう。知識分野はメンテナンスと反復が欠かせません。
長文を読んで筆者の主張をつかむ、因果関係を検証する、さらにはデータや比喩を読み解くといった問題は「思考問題」のカテゴリーに入ります。よくあるのは二択までいったのだけれど、最後に飛躍があって間違えてしまうという課題です。実はここで解答の根拠を説明する練習を積むと結果が大きく変わります。
また、「得点すべき問題」と「優先順位の低い問題」の識別も必要です。本番でその判断が早くなると、安定して高い得点が出せるようになります。
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知識分野は適宜メンテナンスと反復が欠かせません。和訳問題でもmake senseを「意味を成す」ではなく、国立大学は「理にかなっている」と和訳させることがあり、知識を実践力につなげる補強が必要ですね。
受験勉強は一生モノの問題解決力を持つための土台を作ってくれます。ぜひ後半も将来への期待や目標を胸に、志高く学んでいきましょう。
受験勉強は「自分の今の立ち位置」を「目標」から逆算してスタートするのが得策です。ぜひ上記のピラミッドを念頭に勉強を進めましょう!英語の全体像をシンプルにまとめた図解です。受験勉強は今の自分の立ち位置によって、やるべきことが変わってきます。
文法や単語の学習を早めに卒業できるように勉強しましょう。知識をつける段階で心がけてほしいのが、アウトプットを意識した例文学習です。英語という科目は「なぜ?」をしっかりと理解してから「反復」することで実力がつく科目だと断言できます。英文法を理解したら、その例文を反復して音読し、日本語を見てパッと一瞬で英語に戻す練習をしておくと、高いレベルの英語運用力がついていきます。①の学習をしながら、②のアウトプットの瞬間英訳のようなトレーニングを入れることで、どんな大学にも通用する骨太な英語力がつくのです。慌てずに「インプット」と「アウトプット」を組み合わせることで変化にぶれない根本的な英語力を身につけていきましょう。
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僕は高2の時に受検勉強をはじめました。何事も早く取り組むと余裕が生まれ、大学でも自分の学問を探求できる素地が生まれます。皆さんにも青春の謳歌とよい学問をして欲しいと思います!