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地理 村瀬哲史先生の学習アドバイス

地理

村瀬哲史先生

村瀬哲史先生

地理に多くの時間はかけられません。だからといって「覚えるだけ」と思っていませんか?もちろん知識量が多いと解答しやすくなるのは事実です。しかし、地理には「何でそうなるのか」という理由があります。丸暗記ではなく、「そうだったのか!」と気づき理解できたことはなかなか忘れません。地理を理解する、考えることがおもしろくなる、そのような授業を行います。

高3生 のキミへの学習アドバイス

基礎事項を確認して夏以降の問題演習に備えよう

 夏休みに問題演習を十分にできるよう、そのための準備を今の時期にやっておきましょう。まずは教科書やテキストなどを利用しながら、用語や地名などの基礎事項をしっかり確認すること。また、その際には地図帳を丁寧に使いながら学習を進めましょう。地図帳は地理学習の基本になるものです。主要な国や都市の位置、河川の流路、気候区分などを地図帳で繰り返し確認しておくと、問題演習を始めたときに効果を発揮しますよ。

 地理で高得点を取るためには過去問を中心とした問題演習が必須です。夏休みからは問題演習をとおして、いままで学習してきた内容が実際の入試ではどのように出題されているのかを確認しながら、「問題の解き方」を習得していきましょう。

 そして、解答した後は、間違えた問題はもちろん、「なんとなく正解してしまった問題」も丁寧に見直すこと。問題演習をとおして、これまで学習してきたのに忘れてしまっていたところや理解があいまいだったところの確認をしていきましょう。


高2・1生 のキミへの学習アドバイス

 今の時期は地理よりも英語や数学に重点を置くことをおススメします。ただし、「地理は高3の秋から始めれば大丈夫」、「入試直前に詰め込めば何とかなる」というのは大きな誤解です(そこまで甘くはありません)。高3生になったら本格的に地理の学習をスタートさせ、夏休みに入ってからはどんどん過去問などの問題演習に取り組めるようにイメージを。


まず押さえる分野は「地形」と「気候」

 地理の勉強を始める際には、まず「地形」と「気候」から取り組みましょう。地理を「理解」するための土台となる分野です。しっかり理解しておけば、農林水産業や鉱工業など、ほかの分野でもイメージが広がりやすく、理解も早くなりますよ。地理の授業では、地図帳をしっかり使うこと。授業中に出てきた国や都市、河川や山脈などの位置を確認して、地理の基礎を作っておきましょう。