

多様化する入試制度等…実施要項Q&A 公表

文部科学省は2022年8月3日、7月29日付で国公私立大学等に通知していた、2023年度(令和5年度)大学入学者選抜実施要項に関するQ&AをWebサイトに掲載した。新たに設定された「多様な背景を持った者を対象とする選抜」の対象者や試験日等の判断方法等、82のQ&Aを掲載している。

新たに設定された「多様な背景を持った者を対象とする選抜」については、実質的公平性の追求や多様性を生かすキャンパスの実現のために、多様な背景をもった者を対象とした選抜が行われることを期待して設定したものとしたうえで、実施する場合には、選抜の趣旨や方法について、社会に対し十分な説明を行うよう求めている。
また、「多様な背景を持った者を対象とする選抜」の試験期日、入学願書受付期間、合格者の決定発表の時期等については、選抜の方法が一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜に準じ、具体的な選抜方法に応じて、同日程で実施されることを想定しているとした。
なお、2025年(令和7年度)大学入学者選抜から入試方法と各大学が必要に応じて募集する対象者を整理する予定であり、募集・選抜する対象者によっては、試験期日等は適宜大学が定める日程で実施する予定。現在の帰国生徒、社会人、私費外国人、秋季入学志願者等は、引き続き、各大学が適切に判断する予定としている。
※本記事の内容は掲載日時点の情報です。詳しい情報は公式HPから確認してください。
■参考ページ
https://www.mext.go.jp/content/20220803-mxt_daigakuc02-000005144_1.pdf
https://reseed.resemom.jp/article/2022/08/04/4430.html