大学入試の基礎知識 2⃣大学の置かれた状況
この記事は「大学入試の基礎知識 1⃣大学の置かれた状況 Part3」の続きです。そちらも併せてお読みください。
2.「学力の3要素」
2021年度入試からの高大接続改革により、各大学はアドミッション・ポリシー (入学者受入れの方針)に基づき、「学力の3要素」をバランスよく評価すること が明確化された。
「学力の3要素」とは、以下の①~③である。
①「知識・技能」(基礎的・基本的な知識・技能)
②「思考力・判断力・表現力等」(知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力)
③「主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度」
また、上記の一環として調査書の「指導上参考となる諸事項」の欄が拡充され、下記の①~⑥が記入できるようになった(ただし「令和7年度大学入学者選抜実施要項」から、調査書を含めて簡素化された)。
①学習における特徴等
②行動の特徴、特技等
③部活動、ボランティア活動、留学・海外経験等
④取得資格・検定等
⑤表彰・顕彰等の記録(生徒が自ら関わってきた諸活動など)
⑥その他
以前と比べて調査書の比重が増したといえるが、大学が調査書や志願者本人の記載する資料等を入試で「どのように」活用するかについては、募集要項に明記することが求められている。各自、志望大学の募集要項で確認するようにしよう。
また、WEB出願の際に主体性、多様性、協働性に関する経験等を入力しなければならない大学もある。例えば、明治大は「『主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度』を持って活動・経験してきたと受験生本人が考えている内容について、500文字以内」の入力を求めている。慶應義塾大は「『主体性』『多様性』『協働性』についてどのように考え、心掛けてきたかについて、100文字以上、500文字以内」の入力を求めている。2021年度入試からの改革の一環として「主体性の評価」が求められているためだが、いずれも出願要件ではあるが、合否判定に利用されずに、入学後の参考資料として活用される。













