国際卓越研究大学としての未来構想 東京科学大学part2

国際卓越研究大学としての未来構想 東京科学大学part2
国際卓越研究大学としての未来構想 東京科学大学part2

この記事は、「国際卓越研究大学としての未来構造 東京科学大学」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。


ビジョナリー・イニシアティブを共有する仲間と善き未来を共創する


 ビジョナリー・イニシアティブ(VI)とは、医学、歯学、理工学など従来の縦割り型の研究体制を脱して、分野横断と融合により「善き未来」の実現を目指す本学独自の研究・教育体制です。善き生活、善き社会、善き地球の3つのテーマのもと、2026年度に8つのVIに全研究者が参画し、2028年度に大学院教育も連絡させていきます。

  たとえば大学に入る段階では電気電子工学を選んだけれども、途中から医学の領域で人と関わりたいと思う人もいるでしょう。あるいは逆に医学部に入ったうえで、ロボット活用の研究を考える人も出てくるはずです。そのような人たちが、改めて進路変更をしなくとも、求める専攻分野を学ぶ人たちとともに学べる制度を整えていきます。

  大学入試の段階で、将来が決まっているのが理想ですが、なかなか難しい。ところが従来のシステムでは、大学に入ってからの進路変更は、けっして簡単ではありませんでした。本学では入学後に改めて進路を考え直し、必要ならその分野で学ぶ人たちと共創できます。特に博士課程に進んだ人たちなら異分野との連携により、ブルーオーシャン、つまりこれまで誰も取り組んでいない領域で研究を進められる可能性が高まります。

  研究内容が社会に大きなインパクトを与えるものなら、起業という選択肢も視野に入ってきます。社会を動かす卓越した力を持つ人材を支援するために、産業界とも連携して起業家教育を実施するとともに、起業を支援する制度も整えていきます。


複数の分野を組み合わせ新たな価値を生む人材たれ 


 これからの社会では、一つの専門領域だけではなく、複数の分野を組み合わせて新たな価値を生み出す力が求められます。そのために意識してほしいのが異分野との連携です。古くはレオナルド・ダ・ヴィンチが科学と芸術を融合させ、現代では大谷翔平選手が投打の二刀流で野球を進化させています。多様化が進むこれからの時代では、何か一つだけに絞り込むよりも、やりたいことがあるなら全部やってやるぐらいの心構えでいてほしいし、そんな学びを実現できる環境も用意しています。

  また本学は女子学生比率も高まっています。医歯学系では看護まで含めて60%に達し、理工学系でも20%を超えるなど女性研究者の活躍の場が広がっていて、誰もが自分らしく学び、研究に挑戦できる環境が整えられています。

  やりたいことを見つけるためにも、ぜひ高校生の間に一度、自分の勉強法について考え直してみてください。誰かに教わったやり方ではなく、自分に本当に適している学び方は、どのようなものなのか。改めて考え直しておけば、大学に入ってから何か壁にぶつかったとき、そこを突破するための力となります。なぜなら研究とは基本的に失敗の連続であり、そこから学んで次の道を見つける力が何よりも大切だからです。

 ぜひ本学に入って、科学により未来ビジョンを共に描く仲間の一人となってください。


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