2026年度大学入試結果分析①(国公立大学)part3
この記事は、「2026年度大学入試結果分析①(国公立大学)part2」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
⑷主要国立大学の状況
主要国立大学14大学の志願者数を集計した(P3 表5)。14大学の合計志願者数は、前期日程73,762人(前年度比98.0%)、後期日程24,723人(同91.9%)、全体では、98,485人(同96.4%)であった。コロナ禍以降、10万人程度での推移となっている。なお、各大学の学部別の志願者数については「東進進学情報Vol.516」を参照してほしい(一部大学を除く)。
◇北海道大
北海道大の総志願者数は9,299人(前年度比98.9%)と、3年連続で減少した。日程ごとにみると、前期日程では同103.7%で2年連続の増加、後期日程は同92.8%で3年連続の減少となったが、総合入試では文系、理系ともに増加傾向が続いている。
学部別にみると、前期日程では、法学部(同141.8%)で、後期日程では教育学部(同206.3%)で志願者数が大きく増加した。
◇東北大
東北大の総志願者数は5,782人(前年度比96.4%)と、減少に転じた。日程ごとにみると、前期日程では同97.8%、後期日程は同91.9%と共に減少であったが、特に後期日程で志願者数の減少が大きくなった。
学部別にみていくと、前期日程では多くの学部で隔年現象がみられる中、薬学部(同80.9%)が2年連続での減少かつ前年度以上の減少幅となった。後期日程では、経済学部(同86.4%)、理学部(同95.6%)ともに減少となった。
◇千葉大
千葉大の総志願者数は、11,783人(前年度比98.9%)と、減少に転じた。日程ごとにみると、前期日程では同100.7%と微増、後期日程は同95.9%で減少となった。
学部別にみていくと、前期日程では、教育学部(同104.4%)が3年連続の増加、園芸学部(同116.5%)、法政経学部(同100.1%)が2年連続の増加となった。後期日程では、文系学部が連続増となる一方で、工学部(同83.7%)、理学部(同90.4%)は減少に転じた。
◇東京大
東京大の総志願者数は8,329人(前年度比98.9%)で2年連続での減少となった。
前年度に理科三類以外で、今年度は理科三類で第1段階選抜の予告倍率が引き締められた影響もあったと考えられる。
◇東京科学大
2024年10月に東京工業大と東京医科歯科大が統合し、東京科学大となった。
東京科学大の総志願者数は4,070人(前年度比87.4%)と、合併以降大幅な減少が続いている。
学部別にみると、前期日程では歯学部の口腔保健学科口腔保健衛生学専攻を除くすべての学部、学院で減少となった。
◇一橋大
一橋大の総志願者数は、4,375人(前年度比95.8%)で、近年の増加傾向から減少に転じた。日程ごとにみると、前期日程(同104.0%)は増加、後期日程(同84.2%)は減少となった。
学部別にみていくと、前期日程では、経済学部(同133.6%)が大幅な増加となった一方で、ソーシャル・データサイエンス学部(同76.5%)が大きく減少した。後期日程はすべて減少となった。
◇横浜国立大
横浜国立大の総志願者数は、8,356人であり、前年度比86.7%と大幅な減少となった。日程ごとにみると、前期日程は同85.4%、後期日程は同87.5%と両日程で減少した。
学部別にみると、両日程のすべての学部で減少となった。
◇金沢大
金沢大の総志願者数は3,985人(前年度比114.4%)と増加に転じた。後期日程は実施されていない。
学域別にみると、融合学域(同157.6%)は大きく減少した前年から揺り戻し、大幅増となった。また、理系一括入試では160.9%と、前年度に引き続き大幅に増加となった。
◇名古屋大
名古屋大の総志願者数は4,358人(前年度比95.4%)と減少に転じた。日程ごとにみると、前期日程は同95.9%、後期日程は同72.3%となった。
学部別でみると、前期日程では文学部(同101.3%)が2年連続での増加となった一方で、情報学部(同82.1%)、医学部(同91.4%)、教育学部(同95.1%)、工学部(同99.0%)が2年連続での減少となった。
◇京都大
京都大の総志願者数は8,015人(前年度比99.2%)と減少した。前年度から法学部の後期日程(特色入試)が廃止され、前期日程のみ実施となっている。
学部別でみると、薬学部(同110.4%)が2年連続で志願者数を大きく伸ばした。
◇大阪大
大阪大の総志願者数は7,335人(前年度比103.3%)であり増加に転じた。
学部別でみると、多くの学部で増加となっているが、薬学部(同79.1%)、歯学部(同86.1%)では大きく減少した。
◇神戸大
神戸大の総志願者数は10,134人(前年度比97.5%)と減少に転じた。日程ごとにみると、前期日程は同95.5%、後期日程は同100.5%であった。
学部別でみると、前期日程では理学部(同103.2%)が3年連続の増加となった一方で、工学部(同96.0%)が4年連続、経済学部(同80.3%)が3年連続での減少となった。前年度に新設されたシステム情報学部(同109.0%)は増加となった。
◇広島大
広島大の総志願者数は5,712人(前年度比85.2%)で減少となった。日程ごとにみると、前期日程は同88.8%、後期日程は同78.1%と共に減少した。
学部別でみると、前期日程は教育学部(同108.4%)を除くすべての学部で減少した。
◇九州大
九州大の総志願者数は、6,952人(前年度比95.4%)で2年連続での減少となった。日程ごとにみると、前期日程は同94.3%、後期日程は同97.9%と共に減少した。
学部別でみると、前期日程では全体的に減少傾向が続く中、共創学部(同124.5%)、農学部(同111.9%)は大幅に増加した。また、経済学部(同114.5%)は2年連続での増加となった。














