憧れの大学 第6回 東京女子大学 現代教養学部経済経営学科編 part3
(2026.06.22)
この記事は「憧れの大学 第6回 東京女子大学 現代教養学部経済経営学科編」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
東京女子大学
現代教養学部 経済経営学科 教授
髙岡 明日香 先生
実務を知る教授が育てる「根拠のある自信」
太田学長と同じ2026年4月、東京女子大学の経済経営学科の教授に着任した髙岡明日香先生。マッキンゼー・アンド・カンパニー、タワーズ・ワトソンと、グローバルな経営コンサルティングの最前線を歩んできた彼女が「稼ぐことしか考えてこなかった」と振り返るほど、教育とは無縁だったキャリアが、なぜ教壇へと向かったのか
40歳で出会った「教育の楽しさ」と次世代への使命感
髙岡先生が教育の世界に目を向けるきっかけは、二つあった。一つ目は、31歳でビジネススクールに入ったときの反省だ。管理職を経験してから組織論やマネジメントを初めて体系的に学び、愕然とした。 「もっと早く知っていれば、もっと上手にチームを率いることができたのに、と思いました。理想を言えば、高校時代にリーダーシップを学んでいれば、と。だから大学生に、この反省を前倒しで伝えたいんです」 二つ目の転機は、40歳前後のことだ。社長指名コンサルティングのアジア責任者として多忙を極める中、専門を深めるために母校・一橋大学の博士後期課程へ。そこから複数の大学に招かれ授業をするなかで、初めて若い世代と本格的に向き合った。「取引していたお客様は50-60代ばかりだったんです。若い世代の方と交流すると、自分の若いときよりもよほど社会的なものへの関心が高いことを感じました。質疑応答が本当に楽しくて、衝撃を受けました」 自ら創業した会社の代表取締役を務めながら教壇に立つ髙岡先生の研究テーマは、コーポレートガバナンスと企業不正だ。なぜ日本企業の不正は起きるのか、その問いもまた、コンサルタント時代の現場経験から生まれている。 「日本の不正は、自分の懐にお金を入れるためではなく、会社のためとか上司に言われてという動機が多いのです。ですから犯罪心理学ではなく、組織論や組織力学の観点から捉えないといけない」












