特集 受験費用・学費・奨学金の基礎知識 part6
この記事は「特集 受験費用・学費・奨学金の基礎知識 part5」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
4⃣大学独自の奨学金
大学が独自に奨学金を設けているケースも多く、「給付型」奨学金も拡充されている。例として立教大、東洋大を見てみよう。(2027年度入試についてはまだ発表されていない大学もあるため、各大学のホームページで最新情報を確認してほしい)
立教大の「田中孝奨学金」は2011年に発生した東日本大震災で被災した学生で、立教大コミュニティ福祉学部またはスポーツウエルネス学部に在籍している学生の経済援助を目的とした給付型の奨学金である。
この奨学金では、年額60万円が春学期と秋学期に分割して支給される。支給は単年度で、毎年度募集を行う。出願書類に基づき採用者を決定し、出願者多数の場合は両親の収入および所得の合計により順位付けを行い、「両親合算所得」の低い順に採用する。

東洋大では「働きながら学びたい人」のための 「独立自活」支援推薦入試による奨学金を用意している。日中は白山キャンパス内の大学事務局などで働きながら、夜間に学ぶことを前提とした、第2部・イブニングコース(夜)を第1志望とする受験生のための入試である。出願資格は、⑴当該年度に高等学校等を卒業する者で、第2部・イブニングコース(夜)の当該学科(専攻)を第1志望とする者(合格した場合、必ず入学することを確約できる者)、⑵在学中に大学事務局等において就労し、勉学と経済的自立を両立させる意欲のある者、⑶全体の学習成績の状況4.3以上の者の3つである。
授業料・一般施設設備資金の半額相当(年額 265,000円)を4年間給付(ただし、毎年度継続審査あり)し、希望者は提携学生寮(1日2食付)への入居が可能である。図3では収支モデルの一例を紹介している。
参考:https://www.toyo.ac.jp/nyushi/undergraduate/evening/self-support/

表12・13に各大学の独自奨学金・学費減免制度の一部を紹介する。すべての情報が公開されているわけではなく、前年度の実績を含むため、最新の情報について各自ホームページを確認してほしい。これを見ると、入学前のものだけでなく、入学後にもさまざまな奨学金が用意されているのがわかるだろう。なお、JASSOのホームページ(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/dantaiseido/index.html)にも大学や地方公共団体の奨学金などの情報が掲載されており、検索することができる。


















