憧れの大学 人気の秘密に迫る! 第8回 国際基督教大学(ICU)リベラルアーツ英語プログラム(ELA: English for Liberal Arts Program) part3
この記事は「憧れの大学 人気の秘密に迫る! 第8回 国際基督教大学(ICU)リベラルアーツ英語プログラム(ELA: English for Liberal Arts Program) part2」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。

バイリンガル教育の礎
認知バイアスを英語の力で乗り越える
「ICUはバイリンガル教育を一つの特長としています」スミス︐ガイ A. 先生はELAの役割をそう語り出す。「心理学でも、歴史でも、日英両語で学ぶ。ELAはそのためのスキルや考え方を作るベースになっているんです。ELAがなければ、なかなかそうした学び方はうまくいかないでしょう」
英語で話すとなぜ本音や本心が出やすくなるのか
ELAの授業で重視されているのが、英語によるディスカッションだ。
「自分の考えを他の人に伝えることで相手から反応が返ってくる。そこで『そうか、そういうこともあるんだ』となり、自分の考えをもう一度見直す。それが思考力を強くする。ICUがすごく大事にしているのはこのプロセスです」
英語を使うこと自体にも意味があるという。
「英語を使ってディスカッションすると、より深く考えるようになる。日本語とは違う表現、違う方向からのアプローチができる。学生が『英語では言えたけど、日本語では言えなかったかもしれない』と言うことがあります。日本語には曖昧な表現が多く、空気を読んで文脈で伝えるコミュニケーションになりがちですが、英語ではストレートにクリアに伝えないといけないからです」
今年度、スミス先生が担当するのは英語運用能力がすでに高いクラスのストリーム1。
「週三回クラスがあって、アカデミックに話をする、私との質問のキャッチボールがほとんどです」
ただし、習熟度がどのレベルであっても、初年次教育という意味ではどのストリームの学生も変わらないと強調する。
「アカデミックな英語を使えるようになるという点では、どんなに海外経験が長いストリーム1の学生でも、論文の書き方、読み方、高等教育とはどういうものかという教育は、習熟度に関係なく全員が必須です」
また、授業以外でも、週二回のオフィスアワーで学生との面談を重ねる。
「私が担当したクラスでは、ほぼ全員が週一回程度オフィスに来て、15〜20分ぐらい話していました」












