安河内 哲也の 成績を伸ばす 最新の勉強法
公開授業レポート 英語
安河内 哲也の
成績を伸ばす 最新の勉強法
AIが日常の一部になった今、英語の学びの中心はコミュニケーションにシフトしています。 大学入試にも直結する英語のコミュニケーション能力を養うための英語学習法とはどんなものか。 東進英語科の安河内哲也先生に、4技能とAIとを融合し、 日常生活のなかで養うことができる新たな英語の学びのポイントを紹介していただきます。
東進 英語講師
安河内 哲也先生
ホンモノの英語力を、とことん楽しい授業で身につける、 言語活動型授業のエキスパート。 とにかく楽しくて成績が上がり、英語が大好きになる授業で 全レベル、全年齢の生徒に大評判。 リスニングや検定試験にも精通し、英語4技能の指導法を知り尽くしている。 また、教員研修や企業研修でも英語を教えている。 英語学習法関係のベストセラーも多数。まさにMr. 4 Skills.
現代の英語学習の最適解
「音」と「AI」を取り入れた学習法
AIによる翻訳や同時通訳が身近になり、英語の学びも変わりつつあります。 勉強しているのに思うように力がつかないと感じている人は、 「やり方」を見直すといいかもしれません。 ここでは、英語が得意になるための三つの考え方を紹介します。
POINT 1
音を中心に学ぶ
英語学習の土台は文字に加えて「音」です。 まず聞いて、口を動かす。 この繰り返しがスポーツやピアノのような感覚で英語力を育ててくれます。 たとえばリスニング。 耳で意味がわかるようになると、それが読む力につながっていきます。 日本語に訳さず、左から右へ読み進める力は耳で育つからです。 目安として、一日一時間は英語の音に触れたいところです。
POINT 2
4技能をつなげて練習する
大切なのは自己流のカタカナ発音で音読しないこと。 ①お手本を聞く。 ②お手本に重ねて声を出す。 ③音読する。 この順番を意識してください。
話す・聞く・書く・読む。この四つはつながっています。 例えば単語なら意味だけを暗記せず、音と文例をセットで学ぶと良いでしょう。 「prevent」を「妨げる」と覚えても、 後ろにどんな形が来るのかはわかりません。 単語は例文ごと声に出して覚える。 この訓練が読む力や書く力につながります。
定期テスト対策にも音の学習が有効です。 教科書をコピーして、重要語句を空欄にした穴埋めシートを作り、 口頭で解答する。 机に向かって書くのはテスト前日だけ。 普段は歩きながら声に出すことで効率的に暗記できます。
POINT 3
AIを学習に取り入れる
英語は最もAIを活用しやすい教科です。 例えば、英作文をAIに見てもらうと、 文法や表現の誤りを指摘してくれます。 指摘されたことをまとめれば自分専用の文法ノートができあがります。 覚えにくい単語も語源や発音、派生語、例文まで解説してくれます。 共通テストで問われるパラフレーズ(言い換え)の練習に 使える教材も作ってくれます。 ただし、18歳未満の人がAIを使う際は、 保護者や学校の承諾を得てください。
この三つの学習法の積み重ねは会話にもつながり、 留学やTOEIC、英検にも生きてきます。 英語は「やり方」次第で力が伸びやすい教科です。 どうせやるなら科学的に検証された4技能を融合した方法で 学習を続けていきましょう。
TETSUYA YASUKOCHI
音を使った4つの練習方法
インプットに時間をかける一方で、アウトプットを疎かにしがち。
そんな方に、英語の「音」を使った4つの練習法をご紹介します。
英文を聞いて、何も見ないで同じように声に出す。 聞く力と話す力を同時に鍛えることができる。
文字を見ながら、お手本の音に重ねて読む。 読む力と聞く力を養い、イントネーション対策にも有効。
お手本を追いかけながら声に出す。 長文よりも文法の例文のような短文のほうが集中を保ちやすい。
覚えた英文(インプット)を、自分の言葉として伝える (アウトプット)練習。英作文や会話力に直結。
解説
スキャニングを活用して最短距離で正答を見つけよう
共通テストは設問がややこしく、本文と問題との間で パラフレーズ(言い換え)が非常に多く使われます。 文章の量も多く、すべての文章を読んでいると間に合いません。 そこで日常的な資料の読解に使う技法が「スキャニング」。 キーワードや数字、固有名詞を手がかりに、 特定の情報を素早く見つけることで効率よく答えを導き出すことができます。 共通テストにおいては、特に日常的な資料の問題は スキャニングを重視と覚えてください。
問1 解説 設問文からキーワードとなる語句を見つける
設問文にはSunday eveningと日時を示すキーワードがあり、 この時間帯に実施されているイベントを探します。 各イベント下段に日時と場所が示されている箇所「A」があり、 そこから日曜日の夕方に該当するものを見つけます。 するとInformation SessionのところにSun. 6 p.m.とあるので、 ②が正解となります。 本文の頭から英文を読んでいくのではなく、 スキャニングで該当箇所を見つける方法で解答していきます。
問2 解説 言い換え表現(パラフレーズ)に強くなる
設問文を見ると、Citron Hallとthe first morning of the open campusとあります。 まず「A」の欄を見て、Citron Hallで行われているイベントを探し、 次に、初日の朝がいつであるかを確認するため、「B」を見ます。 するとFri. 10 a.m.にResearch Symposiumが開催予定であることがわかります。 そこではour students' presentations on their researchとあるので、 presentationsがtalk aboutに、 researchがstudiesにパラフレーズされている、 ④ University students will talk about their studies. が正解だとわかります。 正解選択肢はほとんど本文の表現が言い換えられていることが多いので、 パラフレーズに強くなる必要があります。
高3生
英語を声に出すことや、机を離れて学習する学習法はとても新鮮でした。 AIの活用についても興味深い話を聞けたので、 先生から教わった英語学習法を積極的に取り入れて、 苦手な英語を得意科目にしたいと思います。
高2生
机に向かうのが当然だと思って、嫌々英語を勉強してきました。 しかし、「日常生活に英語を取り入れよう」という先生の言葉に、 英語を得意にすることができるビジョンが見えて、 明日からの勉強が楽しみになりました。












