特集 入試の多様化(学校推薦型選抜、総合型選抜)
(2026.09.29)
大学入学共通テスト(以下、共通テスト)は新課程3年目を迎え、入試のあり方は一層多様化している。年内入試の動きが加速し、一般選抜の志願者数(実人数)は減少傾向にある。学校推薦型選抜、総合型選抜を実施する大学数は増加傾向にあり、特に私立大学においては年内入試での入学者が約6割を占めている。また、近年では高校での「探究活動」の成果を評価する「探究型入試」を導入している大学もある。さまざまな選抜方法の特徴を理解し、自分に適した入試方式を選択したい。もちろん、1つの大学・学部・学科に対して複数の入試方式でチャレンジするのもよいだろう。今回の特集では、入試の多様化に関して、主に学校推薦型選抜、総合型選抜について解説する。
入試方式の多様化
グラフ1は、2025年度入試の入試形態別入学者の割合を示したものである。私立大学では、学校推薦型選抜・総合型選抜による入学者の割合は61.7%にのぼり、一般選抜による入学者の割合は4割を下回る結果となった。国公立大学でも学校推薦型選抜・総合型選抜の導入は進んでおり、国立大学では20.4%、公立大学では32.9%の入学者が、学校推薦型選抜・総合型選抜によるものである。2025年度入試で学校推薦型選抜を実施した国立大学は76校(全体の93.8%)、公立大学は97校(全体の99.0%)であった。一方総合型選抜については、国立大学は75校(全体の92.6%)、公立大学は79校(全体の80.6%)であった。総合型選抜は、2000年以降、AO入試として私立大学を中心に急激に導入が進んだ。2025年度入試では総合型選抜は728校(大学全体の93.6%)で実施され、国公立大学においても急速に普及している。学校推薦型選抜・総合型選抜は、自分の長所や能力が評価される入試方式を選んで受験したり、同じ大学を複数回受験することが可能になったりするなど、受験生にとってメリットがある。一方大学にとっては、アドミッションポリシーに合ったモチベーションの高い学生を入学させることで、教育や研究に好影響を与える利点がある。

















