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時代と共に変化する大学入試 共通テスト 英語分析

時代と共に変化する大学入試 共通テスト 英語分析
時代と共に変化する大学入試 共通テスト 英語分析

共通テスト 英語分析

英語の読み方が根本的にちがう

 共通テスト三年目、センター試験から最も大きく様変わりしたのが英語です。共通テストでは、日常的な場面設定における「探究」重視の流れが定まりつつあります。


 探究とは、課題設定→情報収集→結論決め→他者説得を行うことです。そのため、英語の読み方が根本的に異なるのが特徴です。①出題された長文を粛々と最初から読み進めて解けていたのに対して、②共通テストは答えを出すべき課題を踏まえて、設問を解くために必要な情報を英文から探して読む必要があります。


 何も考えずに英文を冒頭から読み進めていっては時間が足りなくなるため、何が問われているのかを判断しながら解いていかなければなりません。2023年の大問1?大問3が具体的な探究型の問題でした。


 一方で、センター試験同様の長文読解も変わらずに極めて重要です。大問4?大問6は正統派の長文読解問題でした。また、センター試験のときに出題されていた語彙・文法単独問題はなくなったものの、選択肢の大半は本文とは違う単語・熟語・文法表現で書かれており、語彙力や文法力が低ければ正解の選択肢を選ぶことができません。語彙力・文法力はセンター試験時代にも増して重要となっているのです。


共通テスト 英語リーディング問題分析

【第1問】A プリントの読み取り

 午後の活動について書かれた学校のプリントから、必要な情報を探し出したり、二つの活動に共通する情報を読み取ったりする問題です。


問題冒頭文A:あなたはアメリカに留学中で、午後の活動として二つの公演のうちどちらか一つを選んで見にいく必要があります。あなたの先生が次のプリントを渡してくれました。


Point1.設問文と選択肢の先読みが必須

 この英文を読んだ後の問1が「プリントを読んだあとに何をするように言われているか」を選ぶものです。解答となる根拠は最初ではなく最後にあります。まずは全体を見渡して最後に解答根拠があることに、“すぐに”気づく必要があります。


Point2.語彙力が試される

 英語の言い換えに気づける語彙力が必要です。本文中の“Fill in the form below and hand it in to yourteacher today”(下記の枠内に必要事項を記入してあなたの先生に本日中に提出しなさい) と選択肢の“Complete and handin the bottom part”( プリントの下に記入して提出する) の言い換えがわかれば正解できます。これは英検2級レベルの語彙力に相当します。


 上記で紹介した第1問Aは語数が大幅に増加したため、英文をすべて読むと時間を使いすぎてしまいます。求められているものが何かをわかったうえで、情報を探し出さなければいけません。このように、共通テストは傾向を知り、対策が必須のテストといえます。

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