


共通テストまで2カ月!直前期 現役生、あと何点伸ばせるか!?


大学入学共通テストまで約2カ月となった。入試本番が近づき、焦りもあるかもしれないが、できる最大限の努力をコツコツと続けよう。
今号では昨年度の東進生の受験結果を分析し、1月の共通テスト本番の得点率とその後の各大学の合否の相関関係を分析した。入試当日まで少しでも学力を伸ばせるよう、徹底的に学習に取り組んでほしい。
現役生はまだまだ伸びる!直前期で40点以上向上
受験生は、直前期にどのくらい成績が伸びるのだろうか? 昨年度国公立大学受験に挑んだ先輩たちの秋から入試本番までの成績の伸びを紹介しよう。データは昨年11月実施の「全国統一高校生テスト」(共通テストレベル)から2023年の共通テスト本番での得点の伸びを分析した。
国公立大受験のうち文系の生徒(資料―文系)は、入試本番までの2カ月間で65.4点伸ばし、理系の生徒( 資料― 理系)は43.3点伸ばしていた。合否判定の基準ではおおよそ15点から20点ほどで判定が変わる得点となる。この2カ月間で得点の伸びは、判定が1ランク、大学によっては2ランクも上がるほどの得点となる。現役生はまだまだこれからが正念場だ。残り少なくなっている模試をうまく活用しながら、最後まで努力を続けよう。
まだまだ伸びる科目は?
内訳を見ると、文系の生徒であれば、地歴公民30.4点、理系であれば、理科16.5点と、選択科目の伸びしろが最も大きい。
入試直前まで、知識の確認はもちろん、まだ不安や曖昧な理解となっている分野があれば焦らずにしっかり演習を重ねよう。主要科目でも、基礎の確認、トレーニングを欠かさずに行うことが大切だ。苦手科目や対策が不十分な科目は、これからまだまだ得点を伸ばすチャンス。11月5日「全国統一高校生テスト」(共通テスト対応、高2生・高1生は新課程入試対応:無料招待)や12月17日「最終12月 共通テスト本番レベル模試」を積極的に活用して、最後まで駆け上がっていこう。

【データについて】
2022年度東進に通う高3生のうち、以下の条件を満たす生徒
①国公立大学前期試験を受験
②2022年11月「全国統一高校生テスト」、2023年「大学入学共通テスト」を受験