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憧れの職業を追え!航空業界(日本航空株式会社)③

憧れの職業を追え!航空業界(日本航空株式会社)③
憧れの職業を追え!航空業界(日本航空株式会社)③

本記事は「憧れの職業を追え!航空業界(日本航空株式会社)②」の続きの内容です。

こちらも併せてご覧ください。


航空ビジネスの核となる部署へ 将来を見据えて戦略を練る日々


 フライトアナリストとして二年間の勤務を経て、現在はソリューション営業本部・レベニューマネジメント推進部・企画グループで主任を務める。フライトアナリストには担当の路線があり、その路線をどう収益最大化するかが問われるが、今の部署では国内線、国際線の全体を見ながら、いかに飛行機に乗ってもらうか、策を講じるのが仕事だ。


 抽冬さんによると、コロナ禍が落ち着き始め、グローバルでは空の移動が再び活発化してきているのに対し、国内は外国人観光客の国内線需要を喚起する必要があるという。そこで例えば、国内線の活用を促すために大きなキャンペーンを企画し、PRの戦略までを考えているそうだ。


 JALは日本の航空会社なので、日本在住者がメインの顧客であるのは変わらない。しかし、少子高齢化や人口減少が進むなか、市場の縮小は避けられない。そこで抽冬さんの部署では、未来を見据えて手を打ち始めている。


 「いかに海外の方に日本にお越しいただき、国内の移動に飛行機を使ってもらうかにフォーカスしていきたいですね。離発着の東京、大阪で終わらず、地方を巡る際にJALを利用していただくことが、今後の鍵を握ると考えています」


 現状、外国人は都市部の空港を利用した旅行者が大半を占めているものの、最近は少しずつ東北や九州など、日本全国に向かう人が増えているそう。これは抽冬さんの部署でも意外なポイントで、それだけにまだまだ地方へ飛ぶ便のポテンシャルがあると言える。


 やりがいを感じるのは、「社外の人との会話で、たくさんの人の移動を支える大きな仕事に携わってるなと感じるとき」と語る、抽冬さん。今日も数字とデータを眺めながら、現場と青い空に想いを馳せている。

抽冬珠侑

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