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就職からみた大学選び⑤ 女性の研究者

就職からみた大学選び⑤ 女性の研究者
就職からみた大学選び⑤ 女性の研究者

この記事は「就職からみた大学選び④ 大学院修了後の進路」の続きの内容です。こちらも併せてご覧ください。


 日本で研究者として活躍する女性はどれくらいいるのだろうか。「2022年(令和4年)科学技術研究調査」によると、日本では2021年時点で約175,400人の女性が大学等の教育機関や企業・団体等で研究者として活動している。これは日本の研究者全体の17.8%に当たる。研究者全体における女性研究者数、割合ともに2012年からの10年間で増加を続けており、女性研究者の数は2012年の約127,800人から5万人近く増加している。一方で、他国と比較すると、女性研究者比率が2割にも満たないというのはいまだ圧倒的に少ない水準であるといわざるを得ない。





 研究部門別でみると、2021年度に研究者として新規採用された者の女性比率は農学部門では42.4%、保健部門では39.6%と比較的高い割合であった。逆に工学部門では16.0%と低い水準にとどまった。



 

 こういった現状を改善するため、学生や教員の募集に女性枠を設ける試みを行う大学も増えている。東京工業大では、性別を問わず出願できる一般枠に加えて総合型選抜・学校推薦型選抜で女性のみが出願可能な「女子枠」を導入予定であり、2025年度の時点で総合型選抜・学校推薦型選抜の募集人員の合計227人のうち143人が「女子枠」からの募集となる。同大学の益一哉学長は「女子枠」導入のプレスリリースに寄せたメッセージで「理工系女子学生の割合がある一定数を超えることで、保護者や家庭を取り巻く人々ひいては社会全体の意識も変化し、これにより真に誰もが隔てなく、学び、働ける知的活力にあふれた環境のもと、さまざまなスキルや異なった価値観・経験、幅広い知見を持つ学生や教職員が集まり教育と研究を行えるようになります」と、理工系に進学する女子学生が増加することの意義を強調し、「女子枠」の導入を「理工系分野における女性研究者・技術者を増やすことを目指したものであり、日本の将来の科学技術の発展に女性の活躍が必須と考えたためのものです」と語っている。


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