”どんな問題も真の基礎力があれば解けると気づいた”

　直前期に得点アップを目指した科目は、まだ知識の抜けが目立った物理でした。対策として過去問をメインに使いましたが、共通テストの過去問のほかにも志望校や併願校の過去問も活用し、基本的な知識が身についていなければ解けない初見問題を中心に取り組みました。また、過去問や参考書を使って演習を重ねても補いきれない知識は教科書に立ち返ることで補強していきました。

　いま思うのは、物理に必要な知識を網羅できたのは教科書のおかげであり、真の知識を身につけるうえで教科書は必要不可欠な存在でした。

✔ダブルの得意科目で合格へ一気に前進

　こうした学習のおかげで、今まではぼんやりとしたイメージで解答していた問題も、必要な知識をアウトプットして明確な根拠のもとに解答できるようになり、得点も9割以上を維持できるまでになりました。

　元々得意だった数学のほかに物理も得意科目になったことで、二つの得点源を用意して本番に臨めたことは、合格への大きな足がかりになりました。