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現代文マスターへの道は”文構造”の理解から! 永井先生の「こうやって解いてみる現代文」

現代文マスターへの道は”文構造”の理解から! 永井先生の「こうやって解いてみる現代文」
現代文マスターへの道は”文構造”の理解から! 永井先生の「こうやって解いてみる現代文」

 現代文が苦手。本は好きなのに現代文になると解き方が分からない。そんな現代文アレルギーの高校生に永井先生が送るメッセージは超シンプル。文章を深く理解する方法ではなく、設問の内容をヒントにパズルを解くがごとくシステマチックに答えを導く先生の解法をマスターすれば、現代文アレルギーはきっと解消されるはずだ。永井先生の公開授業から一部を抜粋して紹介しよう。


脱「読者」!現代文の「分析者」になろう

 10代の頃、勉強ができる方ではなかった私は、現代文も超苦手でした。しかも、自分の性格を表すなら、まず怠け者、大雑把、おっちょこちょい。そんな人間ができるだけ自分を楽にさせるための現代文の解き方をお伝えします。

 とてもシンプルです。それは、読者ではなく、分析者になることです。


文構造に着眼して濃淡をつけて読もう

 皆さんは現代文を解くときに読者になっていませんか。本を読むときと、入試問題を解くときの態度が一緒になっていませんか。現代文は読むためではなく、解くために読むんです。だから「解く」が最初にこないといけません。

 そこで気をつけるべき点が意味内容にこだわらないこと。意味内容よりも文構造に着眼する。これが分析者の態度です。文章の意味を理解して内容を追うのは読者の読み方です。

 では分析者はどう読むのかというと、濃淡をつけて読みます。言い換えると、読むべきポイントを探して読むんです。現代文で集中力が続かない人は、ずっと集中しているから強弱をつけずに読んでしまうんですね。

 では読むべきポイントとはどこか。まずタイトル。次は問題文ではなく設問なんです。


他の科目の理解にもつながる現代文

 現代文はパズルです。文構造に着眼すると、内容がよくわからなくても読める、内容が理解できるという点では英語に通じるところがあります。言語にまつわる科目である現代文は英語に活かすことが出来るし、設問の要求に応えるという点ではあらゆる科目に適用できるんです。

 現代文は諦めようかなという気持ちがどこかにある人は、絶対に諦めないでください。現代文を放棄してしまうことはほかの教科も全部放棄してしまうことと同じです。ぜひ現代文をあきらめないでほしいと思います。


こうやって解いてみよう ー分析者になるための5つのポイントー

【永井先生の解説】


POINT1 タイトルからキーワードを探そう

タイトルは「住居空間の心身論ー『奥』の日本文化」。「奥」にかぎかっこをつけて強調しているのは目立たせたいという意味なので、キーワードの可能性が高いですね。


POINT2 分析者は文構造に着眼する。

設問は文章を切りながら読むことが大事。設問の読点にスラッシュを入れてみましょう。選択肢に区切りを入れると文章が前半と後半に区切られて頭の中がスッキリ!これが文構造に着眼するということなんです。


POINT3 設問を横軸で見てみよう

読点にスラッシュを入れて設問を横軸で眺めてみると、前半は細かくて面倒くさそうな話……。でも後半は「距離の長さ」とか「聖なるものに近づく」などとまとめてくれています。それなら前半は読まずに後半で勝負した方がよさそう。「奥の体験」とは選択肢の「長さ」、「心」、「聖なるもの」、「充足感」、「プロセスの認識」のどれかな?と当たりをつけることができました。


POINT4 作者の主張を見つけよう

続いて問3の傍線部Cと設問文を見ましょう。「その奥の例」とあって、やっぱり作者は「奥」が大好き。「奥」は絶対にキーワードですね。読むべきポイントは当然「設問で問われていること」。設問で問われていることとは、当然「本文の趣旨・主語」。言い換えれば「作者の主張」。つまり、作者がテンションを上げて絶対に言いたいことを探してねということなんです。作者は言いたいことをたいてい繰り返すという点も本文の趣旨を探すコツです。「奥の体験」のどんな点に筆者が注目しているかを気にして問題文を読んでみましょう。


POINT5 設問に8割、問題文は2割

現代文では設問を読んで分析する時間が8割以上。問題文は2割もありません。問題文を読んでみると、「奥の体験」について11段落に書かれています。小野田淫楽で大事なのは問題文の後半にある「参道」からの文ですね。参道を進むと「精神は次第に高揚し、聖なるものに近づいていく」感じを抱くその時に「奥を感じる」と言っています。もうこれでしょう?選択肢の後半で「聖なるものに近づく感覚」について書いてあるのは③の「聖なるものに近づく高揚感」。ドンピシャですね。

2008センター試験国語第1問・問3

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