受験勉強いつ、何からどう始める?➀
(2024.02.13)
難関大に現役合格したOB・OGは何がきっかけとなって、どのように受験勉強を本格スタートしたのだろうか。それぞれの志望校に向けてどのようなエピソードがあったのか、ぜひ参考にしてほしい。
演習トレーニングに負荷をかけて計算力アップ!
なんとなく勉強していたという状態から、本腰を入れて受験勉強をスタートしようと気持ちが切り替わったのは高2の4月でした。きっかけは高2になる前に受けた模試の判定です。特に苦手だった数学は、志望校の一橋大学商学部で配点が高く、なんとかしなければという危機感が僕を後押ししました。
その危機感を払拭するために取り組んだのが、東進閉館前に実施していた60問計算演習です。閉館前の限られた時間で、負荷をかけて演習問題に取り組むことで、計算力を向上させる狙いがありました。この60問演習と並行して、標準レベルの講座の受講もスタート。受講後の復習の際には、着目すべき解答のポイント、定石として覚えるべきポイントなどを意識しながら、自分の頭で解答を引き出せるようになることを目指しました。また、これらの学習でも足りないと感じた苦手な単元や演習量は参考書で補いました。
1シーズンで苦手な数学が得意科目に
危機感や焦りから、いきなり自分の立ち位置よりもレベルの高い問題に着手するのではなく、高2の春であっても基礎的な問題から取り組み、だんだんレベルを上げていったことで、着実に数学の計算力を底上げすることができました。そのおかげで数学の苦手意識は高2の秋頃には手応えへと変わり、高3の夏には得意科目と胸を張って言えるまでになりました。