入試の多様化③ 総合型選抜編

入試の多様化③ 総合型選抜編
入試の多様化③ 総合型選抜編

本記事は入試の多様化②の続きの内容です。こちらも併せてご覧ください。


 従来のAO入試は、1990年に慶應義塾大が湘南藤沢キャンパス(SFC)で最初に導入した入試方式で、その後(特に2000年以降)私立大学を中心に急速に拡大した制度である。AOは、アドミッションズ・オフィス=入学選考事務局を意味する。大学の求めるアドミッション・ポリシー(受け入れ方針、すなわち学生像)に合致しているか、書類審査や面接などで合否を決めるものである。

 AO入試から総合型選抜への最大の変更点は、学校推薦型選抜と同様に、各大学が実施する小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験、もしくは共通テストの少なくともいずれか1つによる学力評価が必須とされたことである。また、志願者本人が記載する活動報告書、大学入学希望理由書などを積極的に活用するとされている。

 なお、従来の「AO入試」の名称を2021年度以降も採用している大学もある。


◆総合型選抜の概要


 総合型選抜は、大学が求めるアドミッション・ポリシーに合致するかどうかを基準に、主に書類審査や面接などで合否を判定する。

 1次選考は、主に書類審査となる。エントリーシートに志望動機や高校での活動実績、将来の学習への意欲などを記入し、それが大学の求めるアドミッション・ポリシーに合致するかどうかが審査される。1次選考を通過した者には、2次選考として面接試験や小論文試験などが課される場合が多い。大学によってはプレゼンテーションやディスカッション、フィールドワークなど、より実践的な試験が課されることもある。また、一部の大学では共通テストの成績提出も求められる。 

 国公立大学では、共通テストが課される場合と課されない場合がある。難関国立大学では共通テストを課す場合が多く、合格するためにはアドミッション・ポリシーに合致するだけでなく、総合的な学力も必要になる。総合型選抜では、志望動機や大学での研究内容など学習意欲や目的意識をアピールする必要があるため、オープンキャンパスに積極的に参加したり、自分の進みたい分野についての見識を深めたりなど、大学で何を学びたいかを考えておくことが重要である。



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