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社会を変える データサイエンス➁  電気通信大学 原田 慧先生

社会を変える データサイエンス➁  電気通信大学 原田 慧先生
社会を変える データサイエンス➁  電気通信大学 原田 慧先生

本記事は社会を変える データサイエンス①の続きの内容です。こちらも併せてご覧ください。


データサイエンティストとして新しい何かを創り出せる人材育成 

 電気通信大学は単科大学であり、全員が理系の基礎教育を受けるのが大きな特長です。D×2プログラムの学生ももちろん、2年生までは物理学、数学、情報などの基礎をしっかりと学びます。この「科学」の土台の上で、3年生から本格的にデータサイエンスを学ぶ、学域(学部)と修士の6年間を通じて学ぶ教育プログラムを用意しています。目標とするのは学んで終わりではなく、学んだ内容を深く理解した上で実践して社会に貢献できる人材の育成です。

 そのため3つの実習に力を入れています。第1は、機械学習のコンペティションへの参加です。参加すれば難易度を体感できると同時に、自分の弱みも自覚できます。第2がブートキャンプ(教育・訓練プログラム)への参加で、実際にモノを創って何かを変えます。たとえば障がい者の暮らしを良くするために、3Dプリンターで道具を創るのです。第3が海外でのインターンシップであり、修士課程での必修となっています。


サイエンスを土台として新しい何かを創り出す

 育てたいのは、情報理の基礎力を生かして社会で活躍し続ける自発的な人材です。人から指示されて何かを創るのではなく、自分から「これを創りましょう」と言える人になってほしい。そのためには、まず何に対しても興味を持つ姿勢が大切です。そのうえで「なぜ、こうなっているのか?」と自分なりに考えていく。データ分析を行っていると、変な結果もよく出てきます。「なにかおかしくないか?」と疑問を持ったら、いったん立ち止まり突っ込んで考えてみる。科学的な思考を重ねるなかで社会的な課題を見出し、問題解決にデータサイエンスを活用する。そんな実践的な人材育成が、私たちの役目です。


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