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大学での学びの内容を知る(観光学系)①

大学での学びの内容を知る(観光学系)①
大学での学びの内容を知る(観光学系)①

  「大学での学びの内容を知る」の第3回は観光学系の学びを特集する。観光産業はコロナ禍で大きな影響を受けたが、観光立国を旗印に急速に回復している。観光学部は1998年に立教大で初めて開設された比較的新しい学部である。経営やホスピタリティなどビジネスとしての観光を学んだり、観光を文化的・社会学的に研究したりなど、大学によって学ぶ内容が異なる。今回の特集では、和歌山大、立教大での学びの内容を紹介する。大学で何を学ぶべきか、大学選びの参考にしてもらいたい。


 観光学系の学びの実例①~和歌山大観光学部~

  和歌山大観光学部は、2008年に設立された国立大学唯一の観光学部である。グローバル化が加速する現代において、観光は経済活性化や地域振興の鍵として、世界的に重要な産業として認識されている。一方で、オーバーツーリズムやCOVID-19パンデミックなど、観光産業は社会構造の変化や地球規模の課題にも直面している。これらの課題に対し、和歌山大観光学部は「観光の時代」を支え、持続可能な社会の実現に貢献できる人材育成を目標としている。

  観光学は人文科学・社会科学から自然科学まで、多様な学問領域を統合した総合的な学問である。そのため和歌山大観光学部では、「観光経営」「地域再生」「観光文化」という3つの主要な視点から学際的に観光を捉え、専門性を深めながら幅広い視野を育成するカリキュラムを提供している。また、講義に加え、演習、実習、フィールドワークなど多様な学習形態を通じて、実践的な知識・能力を習得できる機会を提供している。

  和歌山大観光学部の強みとして、国際水準の教育が挙げられる。国連世界観光機関(UNWTO)が実施する「TedQual認証」を日本で初めて取得し、国際的に認められた質の高い教育を提供している。

  また、設立当初から「地域に学ぶ」をカリキュラムの柱としており、地域連携プログラム(LPP)を設置している。これは学生が地域社会の課題解決に主体的に関わり、実践的な経験を積むことができるプログラムである。学生は、地域住民と協働し、観光資源調査、イベント企画運営、商品開発など、多様な活動に取り組む。さらに、Global Intensive Project (GIP)では、学生が海外の大学や企業で学習・研修を行うことで、国際的な視野、コミュニケーション能力、異文化理解を深めることができる。


出典:和歌山大ホームページ

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