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大学での学びの内容を知る(医用工学系)①

大学での学びの内容を知る(医用工学系)①
大学での学びの内容を知る(医用工学系)①

 「大学での学びの内容を知る」をテーマに大学の先生方のインタビューを交えながら大学での学びについて紹介する企画もついに最終回。今回は、「医用工学系」の学びについて取り上げる。医学と工学の融合分野である医用工学は最先端の科学技術や医療技術が結集した学問分野であり、関連する知識も医学や工学はもちろん、応用化学や電気電子工学、情報科学、薬学、保健学など多岐にわたる。今回の特集では、東京大と神戸大での学びの内容を紹介する。大学で何を学ぶべきか、大学選びの参考にしてもらいたい。


 医用工学系の学びの実例①~東京大大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻~


 東京大の場合、大学院重点化により、教員は学部ではなく大学院所属となる。工学系研究科には現在18ある専攻等に各教員が所属しており、工学部は学部教育を担当する教育組織として、現在16の学科が設置されている。



 〈東京大大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻・マテリアル工学専攻(兼務)高井まどか教授インタビュー〉


 ■工学部から工学研究科へ 東京大の学びのルート



 「東京大では、4年生から研究室に所属します。学部生は東京大学の学生でないと東京大学の研究室には所属できませんが、大学院は独立しているため、学内外から進学することが可能です。学内からは工学部だけでなく、理学部や農学部などの他学部からも学生が進学してきますし、学外からも学生が進学してきます。私の所属する大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻の学生は、3年生で工学部に進学し、4年生で研究室に配属され、その後大学院のバイオエンジニアリング専攻に進む学生が多いです。 ちなみに私の研究室には、他の大学出身の学生も所属しています。今までに東京理科大や、国立大学では東京工業大、九州大、東北大からも学生が来ています。


 大学院進学を視野に入れている高校生の皆さんも多いと思いますが、学部から大学院に進む際には必ず試験を受ける必要があります。私立大学の大学院は推薦試験を取り入れている大学が多いですが、国立大学の大学院は筆記試験を課しているところが多いです。学部入試では偏差値の高い大学や学部を優先することがあるかもしれませんが、大学院は研究するところです。例えば東京大の工学系研究科が全ての分野を網羅しているわけでもありませんので、東京大の大学院に合格しても、自分の取り組みたい研究が東京大の大学院には無い場合は、結局他の大学院に進学するケースもあります。学生は複数の大学院を受け、最も気に入った大学院に進むことができるのです」

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