難関大突破を目指して共通テスト得点率は8割以上必達!!
共通テストまで残すところあと3カ月あまり。入試本番に向けて佳境を迎えるが、体調管理にも十分に気をつけてほしい。
今号では昨年度の東進生の受験結果を分析し、1月の共通テスト本番の得点率とその後の各大学の合否の相関関係を分析した。入試当日まで少しでも学力を伸ばせるよう、徹底的に学習に取り組んでほしい。
得点率5%の違いで合格率に大きな差
大学入学共通テストまで100日あまり。受験生にとって、共通テストは最初の関門。特に新課程対応で初めて迎える共通テストは例年以上に対策が必要になる。また、私大でも共通テスト利用入試を採用する大学は多い。共通テストを受験するのであれば、高得点を目指したい。
今回紹介するデータは、2024年に共通テストを受けた受験生(東進生)の本番での得点率と、その後の各大学受験グループの合格率との関係を示したものである。
資料では、大学受験グループ別に、共通テストの得点率を5%で刻んでいる。どのグループも例外なく、きれいな階段状のグラフとなっているのがわかるだろう。注目は、難関国立と、早慶の得点率5%で変わる、合格率の差だ。
難関国立のグループでは8割以上(80%以上85%未満)の得点率で45.4%の合格率となった。9割以上の得点率では、95.7%と跳ね上がっていた。早慶のグループでは、8割以上(80%以上85%未満)の得点でも合格率は40.4%にとどまった。私大は科目数が少ない分、確実な得点力が求められる。
共通テストの平均点は約6割だが、そのレベルではここに紹介する難関大への合格には及ばない。難関大を目指すなら、共通テストでは8割以上、弾みをつけるために9割得点できるようにしておきたい。
もし今、目標に届いていないならば、志望校の合格ライン突破を目指して、1分1秒を無駄にせず取り組もう。
東進では共通テスト本番までに2回のシミュレーションが行える。11月4日(月・休)「全国統一高校生テスト」(共通テスト対応:無料招待)、12月15日(日)「最終共通テスト本番レベル模試」の2回だ。新課程対応には経験が重要。本番前の実戦演習として、積極的に受験しよう。