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多様化する学び(専門職大学、通信教育課程、海外留学での学び)④

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多様化する学び(専門職大学、通信教育課程、海外留学での学び)④

本記事は多様化する学び(専門職大学、通信教育課程、海外留学での学び)③の続きの記事です。こちらも併せてご覧ください。


3 海外留学での学び

 最後に、海外留学について紹介する。高校卒業後に海外で学ぶ方法には、大きく分けて3つの種類がある。


 1つ目は語学力を身につけるため、その言語が話される国や地域に行き、現地の語学学校等で語学力を身につける「語学留学」だ。これは1週間から3カ月程度の比較的短期のプログラムが一般的で、大学の長期休暇期間などに行われることも多いため、大学での学生生活への影響は比較的小さい。ホームステイや現地でのイベント参加など、さまざまな文化に触れることのできるプログラムが組み合わされていることも多い。


 2つ目は、在籍する大学が協定を結んでいる海外の大学へ留学する方法で、これには「交換留学」と「認定留学」の2種類がある。どちらも、条件を満たせば現地の大学で学び取得した単位を、在籍している日本の大学での単位として認定する制度が設けられており、海外の大学で学んだ期間を含めて4年間で大学を卒業することができる点が大きな特徴となっている。


 「交換留学」では、留学先は在籍している大学が協定を結んでいる大学から選択する。学校の代表として派遣されるため学内での選考で選ばれる必要があり、語学力・成績ともに高いレベルが求められるが、留学先への授業料の支払いは不要であることが多く費用面での負担は小さい。「認定留学」は、留学の手続きは自ら行う必要があり、授業料についても在籍している日本の大学とは別途留学先の大学へ払う必要がある場合が多く、費用面での負担も大きいが、大学の承認を得る必要はあるものの学内選抜を経る必要がないため、留学時期や留学先の大学を選ぶ自由度が比較的高くなっている。なお、上記のような制度を用いずに、在籍している日本の大学を休学して、海外の大学や語学学校で学んだり、ワーキングホリデーに参加したりする「休学留学」という方法もある。


 3つ目は、日本の高校を卒業した後、海外の大学へ入学する「直接進学」だ。この方法では現地の大学で卒業までの期間学生生活を送り、海外大学の学位を得ることになる。日本の大学とは進学時期や入学のために必要となる審査が異なるため、志望校に合わせてしっかりと対策をする必要がある。


 文部科学省が「意欲と能力ある全ての日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成すること」を目的として、2013年にスタートした留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」のサイトでは、目的や留学したい国や地域ごとの留学に関する情報や、奨学金についての情報、先輩たちの留学体験談などがまとめられている。より詳しい情報を得たい場合はこれらのサイトを積極的に利用しよう。

  https://tobitate-mext.jasso.go.jp/


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