第11回夏の教育セミナー 安河内哲也先生講演レポート①
高等学校の先生方を対象にした、日本教育新聞社と株式会社ナガセ共催の「夏の教育セミナー」。第11回目となる今年は、「教育で日本の未来をつくる」をテーマに、東京・大阪の会場、そしてオンライン配信にて実施いたしました。白熱した講演の中から、東進英語講師の安河内哲也先生の講演を一部ご紹介します。
生成AIの活用が時間の使い方を変える
つい2年前までは、AIといえばプログラミングをはじめとした専門知識が必要なツールでした。それが今やスマホひとつで誰もが扱えるようになっています。プログラミング言語でしか操作できなかったA1も自然言語で操作できるようになった。英語学習において劇的な変化をもたらしています。文系でもAIが使いこなせる時代が来たのです。
生成AIが生み出すメリット
私も長年、英語教材を作ってきました。数年前は教材のドラフトを書くだけで10時間かかっていました。しかし昨年のChatGPTが登場し、作業量も時間も驚くほど短縮されました。しかし、使ってみて分かったのは、プロンプト(命令文)がいかに的確に行えるかで、提示されるテキストの質が変わってくるということでした。それがここ最近はChat GPTにプロンプトを記録できるようになり、いちいち作成をする必要がなくなり、より使いやすくなりました。まだChat CPTを使ってない方は、ぜひ触れてみてください。コツを掴めば、単語集でも音読シートでも短時間で作成できるようになります。AIを使えば生徒たちにはすばらしい教材が手に入り、先生にとっては生徒と向き合う時間が増え、新しい取り組みにもチャレンジできるようになります。ぜひ、A1を活用して、先生にしかできない次世代を作る人間を育てる教育にエネルギーを充てていきましょう。
私が作った教材作成を サポートするアプリはブログでまとめていますので、ぜひ活用してください。