総合型・学校推薦型選抜の基礎知識① 国公立大学 総合型選抜・学校推薦型選抜とは?
〇一般選抜との併願で合格のチャンスを増やせる
今日では、総合型選抜・学校推薦型選抜を実施する国公立大学は急増し、実に全国の国公立大学の約30%が総合型選抜を約9%が学校推薦型選抜を実施しています。総合型選抜,学校推薦型選抜は現役生のみを対象とする大学が多いため、現役合格を目指すなら、活用しない手はありません。
また、国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜では大 学入学共通テスト(以下:共通テスト)を課す場合が多く、一般選抜を見据えて共通テスト対策をしてきた人も、併願することで合格のチャンスを増やすことができます。
〇国公立大学の総合型選抜・ 学校推薦型選抜 基本的な方式
国公立大学の総合型選抜,学校推薦型選抜では、共通テストを課す場合と、課さない場合の2パターンに大きく 分かれます。試験のスケジュールが異なりますので注意しましょう。

〇データで見る国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜
大学入試改革で、「学力の3要素をバランスよく評価する」よう打ち出された影響により、総合型選抜を実施する国公立大学は年々増加しています。2024年度入試 は、実施大学・学部が105大学349学部にのぼり、過 去最高となりました。特に、実施学部が年々増加しており、 過去10年で2倍に。同じ大学でこれまで実施していなかった学部でも、次々と導入されていることがわかります。
入試ごとの募集人員数の推移を見ると、一般選抜は減少傾向にあり、総合型選抜が増えています。特に後期日程の減少幅が大きく、過去10年で3564名減。同期間の総合型選抜は4533名増加しています。一般選抜の減少分が、総合型選抜に割り振られていると見て間違いないで しょう。

〇選抜方法が個性的な国公立大学 総合型選抜
1 お茶の水女子大学 新フンボルト入試 図書館入試・実験室入試
図書館入試は、文系学科の総合型選抜(新フン ボルト入試)で実施。1日目は大学附属図書館で図書を関覧後課題に取り組み、2日目は、グループ討論と面接が行われます。
理系学科で行われている実験室入試は、学科に よって内容が異なります。化学科では実験を行い、 実験データを用いてレポートを作成。物理学科で は自ら探究した物理現象・理論などをプロジェク ターで説明し、その後質疑応答が行われます。
2 金沢大学 KUGS特別入試
2021年度入試から始まった総合型選抜・学 校推薦型選抜。KUGS高大接続プログラムを受 講後に2種類の課題レポートを提出し、評価基準 を満たすと、出願資格が得られる入試です。評価 基準に満たなかった場合でも、大学側からレポー トへのフィードバックがあるため、再提出ができ ます。
3 東京工業大学(2024年10月より東京科学大学) 総合型選抜・学校推薦型選抜
2024年度入試より、総合型選抜・学校推薦 型選抜において「女子枠」を導入、2024年度 入試の募集人員数は8名、2025年度入試では 143名の予定です。女子枠の数や選抜方法は学院ごとに異なり、出願書類などに新たな評価軸が追加されます。志願者は今後の動向をチェックし ましょう。












