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総合型・学校推薦型選抜の基礎知識④ 東北大学編

総合型・学校推薦型選抜の基礎知識④ 東北大学編
総合型・学校推薦型選抜の基礎知識④ 東北大学編

本記事は総合型・学校推薦型選抜の基礎知識③の続きの記事です。こちらも併せてご覧ください。

東北大学分析&学習アドバイス


東北大学 AO入試の概要


東北大学は、2000年に国立大学としては日本で初めてAO入試を導入しました。2024年度入試ではAO入試の募集人数が入試全体の28・3%、国際バカロレア入試や帰国生徒入試などを含めた全総合型選抜の募集人員が29%を占め、これは旧帝大 総合型選抜を実施している大学の中で最も多い募集人員数です。東北大学は入学後の追跡調査で、一般選抜合格者よりもAO入試合格者のほうが成績がいいことを証明しているため、今後も拡大路線は続くと考えられます。

 AO入試形式としては、共 通 テ ス ト を 課 さないⅡ期と課すⅢ期の2種類。「AO入試は学力重視」と語る通り、Ⅱ期でも出願条件として評定平均4.3以上が課され、筆 記 試 験 が 必 須 です。また、入試要項で一般選抜よりもAO入試の方が難易度が高いこと も 公 言 し て お り、東北 大 学 を 目 指 す な ら、どの入試にせよ高い基礎学力が必要です。

※倉元直樹、大津起夫( 2011 )「追跡調査に基づく東北大学AO入試の評価」、『大学入試研究ジャーナル』No,21p39〜48


データで見る 東北大学AO入試


 過去5年の募集人数増減数で見ると、AO入試では82名増えているのに対し、一般選抜は42名減少。一般選抜分の定員がほぼそのままAO入試に流れていると考えられます。東北大学では、入試要項で「毎年AO入試不合格後に一般選抜に合格する人が200名以上いる」と述べています。どちらの入試でも共通して基礎学力が必要とされることから、両方の入試を見据えて挑戦するのも手です。

 

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