共通テストまで2カ月!直前期の現役生、あと何点伸ばせるか!?
大学入学共通テストまで約2カ月となった。新課程で迎える初めての共通テストが近づき、焦りもあるかもしれないが、最大限の努力を続けよう。
今号では、入試直前期にどのくらい成績が伸びるのか、昨年度の受験生のデータをもとに分析した。「現役生は試験直前まで伸びる」ことを、データをもとに確認し、1分1秒も無駄にせず、集中して学習に取り組んでほしい。
現役の受験生は、直前期にどのくらい成績が伸びるのだろうか? 共通テストの実施以来、国公立大学受験に挑んだ先輩たちの秋から、入試直前までの最後の2カ月間の成績の伸びを紹介しよう。データは11月実施の「全国統一高校生テスト」(共通テストレベル)から共通テスト本番での得点の伸びの平均を共通テストが開始した4年分の平均を算出した。
国公立大受験のうち文系の生徒(資料―文系)は、入試本番までの2カ月間で50.5点伸ばし、昨年の受験生は62.8点、理系の生徒(資料―理系)は50.2点、昨年の受験生 は70.5点も伸ばしていた。この2カ月での得点の伸びは、判定が2ランク、大学によっては3ランクも上がるほどの得点となる。現役生はまだまだこれからが正念場だ。残りも少なくなっている模試をうまく活用しながら、最後まで努力を続けよう。
内訳を見ると、文系の生徒であれば、地歴公民15.2点、理系であれば、理科17.5点と、選択科目の伸びしろが最も大きい。
入試直前まで、知識の確認はもちろん、まだ不安で曖昧な理解となっている分野があれば焦らずにしっかり演習を重ねよう。主要科目でも、基礎の確認、トレーニングを欠かさずに行うことが大切だ。苦手科目や対策が不十分な科目は、これからまだまだ得点を伸ばすチャンス。
11月4日「全国統一高校生テスト」(共通テスト対応:無料招待)や12月15日「最終12月共通テスト本番レベル模試」を積極的に活用して、最後まで駆け上がっていこう。