君の未来を考えるセミナー特別編 ~失敗を恐れない、挑戦者になろう!~①
失敗を恐れない、挑戦者になろう!
講演タイトル>>起業家精神で切り開く!未来を創る勇気 – 挑戦と成長の物語 –
【スタートアップに学ぶ 新時代を生き抜く力】
「スタートアップとは、社会に新しい価値をもたらす技術やサービスをもとにイノベーションを起こし、短期間に急成長をしてIPO(新規株式上場)やM&A(会社売却)を目指す企業のこと」と大櫃先生は言う。従来の企業とは大きな違いがあり、マーケットで圧倒的に強いポジションを取る戦い方をするのがスタートアップなのだ。
「例えば amazonですが、日本に来てしばらくは赤字でした。でも調達したお金を徹底的につぎ込んで、マーケットを取っていった。Uberもいまだに日本では赤字ですが、徹底的にCMを打ち、人を張り巡らせてネットワークをつくっています。いずれ一人勝ちする可能性があるでしょう。世界最大級のビジネス型SNSサービスである LinkedInの創業者リード・ホフマンは、『スタートアップとは、崖の上から飛び降りながら、飛行機をつくるようなものだ』と言っています」
従来の日本企業は安定成長型で、階段を上るように確実な成長を目指してきた。しかし今の時代は、技術の進歩があまりに速く、じっくりと構えている余裕はない。「ネット の 世 界 で、1億人のユーザーを獲得するまでの時間が、どんどん短くな っ て い ま す。X( 旧Twitter)で5年5カ月、Facebook が4年5カ月、Instagram で2年6カ月、TikTokが9カ月です。さらに今話題の生成AIは、なんと2カ月で達成しているんですね」
企業の株価に発行済株式数をかけて求められる時価総額は、企業価値の指標とされるが、令和元年の世界トップ10のうち7社が業歴20年未満の新しい企業だ。「ある日、技術革新により、一晩にしてゲームチェンジが起きる。こういう時代には今までのような戦い方だと、なかなか勝てません。自社の強みすら否定する、破壊的なイノベーションが企業にも求められています」
世の中は大きく変わり、それは経営者も同じだと大櫃先生は言う。
「20代の若い経営者と話すと、優秀で驚くことがあります。ネット検索が当たり前で、瞬時に手軽に世界中の情報が手に入る。さらに生成AIが加わり、知識量や経験値が加速度的に増えてっています。今まで60~70代になってようやく気づけたことが、若い間に気づける時代です。テクノロジーとそれを上手に使う人が共進化し、能力が拡張していく。ぜひ皆さんもデジタルネイティブとしての柔軟な発想で、どんどん能力を拡張してください」