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就職からみた大学選び⑪

就職からみた大学選び⑪
就職からみた大学選び⑪

本記事は、就職からみた大学選び⑩の続きの記事です。こちらも併せてご覧ください。


4.大学院の学費・奨学金


 大学院進学を考える際にまず気になるのは、学費であろう。表8に、国立大学院の学費(標準額)をまとめた。入学料は、282,000円、授業料は535,800円で初年度納付金は817,800円である。この金額は文部科学省が2004年の省令で定めたものであり、2024年現在まで据え置きのままである。なお、上記標準額の20%までは各大学の判断で値上げすることができる。


 表9は2023年度の私立大学院の学費の平均額である。博士前期課程(修士課程を含む)の「人文・社会科学」では入学料が197,756円、授業料が722,195円、施設設備費が64,218円で、初年度納付金は984,170円である。この金額は国立大学院と大差はない。しかし、「理・工・農学」では入学料が199,709円、授業料が870,477円、施設設備費が73,097円で初年度納付金は1,143,283円と国立大学院を大きく上回っている。


 日本学生支援機構の、大学院生への貸与月額を表10にまとめた。大学(学部)の場合は生計維持者(父母など)の収入・所得が基準となるが、大学院の場合には本人及び配偶者の収入・所得が基準となっており、奨学金の貸与は比較的容易である。しかし、奨学金は借り入れであることを忘れず、返済計画を考慮する必要があろう。





 また、各大学院では独自の奨学金を設けているので、ホームページなどで確認するようにしておきたい。

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