


東進独自検証 2025年合格発表直後アンケート 学校以外での勉強時間高3難関大合格者1日平均6時間41分!


今回は、「合格発表直後アンケート」から、難関大学の現役合格者と残念ながら一歩及ばなかった不合格者の学習時間を分析した結果を紹介する。一つの指標として注目してほしい。
まずは、今年の受験において難関国立・早慶に見事現役合格を果たした生徒と、不合格となった生徒のそれぞれの学習時間(学校の授業以外)を比較したグラフ(資料1)を見てほしい。
結果は、合格者のほうが、不合格の生徒よりも高校3年間トータルで124時間多く学習していた。
さらに詳しくこのデータを見てみよう。学年別にこのデータを見ると、合格者のほうが高1で12時間、高2で42時間、高3で70時間学習時間が多かった。
高1では、そこまで大きな差がなかったが、学年が上がるにつれて学習時間差が大きくなっていった。高1生のうちに、からコツコツと勉強しておくことは大きなアドバンテージになる。一方、今まで思うように学習に取り組めなかった高3生は、高1・高2のときの分まで挽回する意識を持って勉強をスタートさせ、次に説明する学習時間を確保できるような行動を心がけてほしい。
次に、1日あたりの学習時間を見ていこう(資料2)。難関大に現役合格した高3生の1日あたりの学習時間(学校の授業以外)は、平均6時間41分であった。もちろん学習の量(=時間数)だけではなく、質が重要なことは言うまでもない。不合格者との差に注目すると、高1では1日あたりたったの2分、高3でも11分とわずかな差だ。この小さな積み重ねが早期にできるか否かが、合否のカギを握ると言えるだろう。
質の高い有効な学習と十分な時間を確保するために、まずは「目標を持つ」「計画を立てる」そして「実行する」ことが重要だ。時間をうまく使うことで、勉強のみならず、勉強と学校行事や部活動を両立させるヒントも得られるだろう。
すでに受験勉強をスタートしている高校生は、自分で限界を決めるのではなく、より高みを目指して学習を進めよう!