表５は、関西の難関私立大学の一般選抜の志願者状況をまとめたものである。

　関西大の総志願者数は79,840人（前年度比110.0%）であり、増加に転じた。学部別では、文学部（同121.3%）が大きく増加し、環境都市工学部（同104.2%）が４年連続で増加した。一方で社会学部（同84.0%）と外国語学部（同88.2%）は大きく減少した。

　関西学院大の総志願者数は56,236人（前年度比106.9%）と、近年増加傾向にある。学部別では、多くの学部で増加が見られ、特に教育学部（同105.2%）は５年連続で増加となった。一方で前年度、大きく志願者を増やした神学部（同77.0%）は大きく減少した。

　同志社大の総志願者数は52,729人（前年度比103.4%）と４年続けて増加傾向。学部別では、スポーツ健康科学部（同114.4%）と経済学部（同102.7%）が４年連続で増加した。一方で政策学部（同75.4%）は大幅に減少した。

　立命館大の総志願者数は96,917人（前年度比101.2%）と４年続けて増加となった。学部別では、法学部（同115.8%）と産業社会学部（同112.5%）は大きく増加した一方、経営学部（同86.2%）は大きく減少した。