夏期特別招待講習 夏期特別招待講習

新時代パスポート 世界を創る半導体・デジタル最前線 第3回 滋賀大学

新時代パスポート 世界を創る半導体・デジタル最前線 第3回 滋賀大学
新時代パスポート 世界を創る半導体・デジタル最前線 第3回 滋賀大学

 滋賀大学は2017年4月に日本で初めてのデータサイエンス学部を、2019年4月に大学院データサイエンス研究科博士前期課程、2020年4月に博士後期課程を開設しました。データサイエンス教育のパイオニアとして、活発な産官学連携を実現。実践的な学びの場を多く提供し、データから価値を創造できる人材を育成しています。



日本初だからこそ実現した、充実の教授陣


 世の中に溢れるデータを読み解き、社会のさまざまな課題を解決し得る有益な価値を見出すのがデータサイエンスの役割です。データの収集・加工・分析・解析といった工程のすべてがデータサイエンスの対象となるため、情報学や統計学はもちろん、データを活用する分野の背景知識など、幅広い知識が必要になります。データサイエンスはまだ新しい学問のため、専門家の数も限られます。滋賀大学は日本で最初にデータサイエンス学部を設立したこともあり、各分野の一流の教授陣が揃っています。また、企業や公的機関で活躍してきた実務経験者から直接学べるカリキュラムを用意しています。経済、経営といった文理融合の幅広い科目を学べることが特徴で、本学部の教育プログラムは文部科学省からも高い評価を受けています。


日本最大規模の企業連携実データだからこそ見えてくる価値


 滋賀大学では研究機関「データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター」を通じて、多くの企業・自治体と連携し、共同研究を実施しています。その連携先は300件を超えます。企業・自治体からご提供いただく多くの実データを演習や卒業論文・修士研究に活用できます。

 研究を進めるときには擬似的に作り出した仮データを使うことがありますが、実データでしかわからない価値があります。例えば、どういう商品がこれから売れるのかは実データからしか読み取れません。私がデータサイエンスに興味を持ったのも、実データから価値を見出すことにおもしろさを感じたことがきっかけです。

 企業や自治体が持つ多くの貴重な実データを使えること、リアルな各分野の最新技術や課題に触れられることは、滋賀大学データサイエンス学部だからこそできる経験だと思います。


IoTデータの活用でより便利で安全な社会を創る


 私の専門は、I o Tデータサイエンスです。IoTとは、家電や車、センサーなどモノをインターネットにつなぎ、データをリアルタイムで集める仕組みです。自転車の走行データから快適な走行経路を提案したり、多くのカメラ映像を用いて人物をリアルタイムに追跡したりするためのデータ研究や開発を行っています。このような研究を常時十数件並行して行っており、どのプロジェクトにも学生がメンバーとして参加しているので、社会に出てから生かせる実践的な学びの場を提供できています。


リーダーシップを発揮し世界を牽引できる人材へ


 データサイエンスで世の中をよくするには、知識だけではなく、組織のなかで周りの人たちを引っ張っていくリーダーシップ力が必要です。そのために、多くの学会発表に参加できる機会をつくったり、研究を進めるうえで先輩・後輩のつながりをつくったりすることを大切にしています。リーダーシップ力を発揮し、ゆくゆくは世界を牽引できる人材になってほしいと願っています。

 データ活用の領域は無限にあります。医療・教育・スポーツ・芸術・経済といったさまざまな分野でデータサイエンスの知識を活かすことができます。自分の興味や関心に合わせて知識を追究していけるのがデータサイエンスの魅力です。

 今、注目され、社会から求められているデータサイエンティストになるには、実データを使ってデータサイエンスの理論と実践を深く学べる滋賀大学は最高の環境になるはずです。


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