勝負の夏 高3・8月の目標 難関大現役合格目指して共通テスト得点率80%以上!

勝負の夏 高3・8月の目標 難関大現役合格目指して共通テスト得点率80%以上!
勝負の夏 高3・8月の目標 難関大現役合格目指して共通テスト得点率80%以上!


 いよいよ迎える夏本番。夏休みは、一年で最もまとまって学習時間が取れ、志望校合格に向けて一気に駆け上がるチャンスだ。一方で、無計画な学習では効率が上がらず習慣化もしにくい。この夏から大学受験までの残された日数から逆算して計画的に学習しよう。今号は、難関大現役合格者の昨年の夏の成績と共通テスト本番の得点を分析した。一つの大きな指標として参考にしてほしい。


共通テストを攻略 全科目で80%以上の得点率を


   資料1のグラフは、今年の難関大現役合格者の高3・8月時点の「共通テスト本番レベル模試」と共通テスト本番の平均得点率である。

   8月の得点に注目すると、東大現役合格者の平均得点率は6教科8科目74.9%、東大を除く難関国立では64.3%であった。難関国立大を目指すのであれば、英語・数学・国語はもちろん、選択科目の理科や社会も8月の時点で80%以上の得点を目標に学習に取り組みたい。

   では私立大学はどうだろうか。3教科3科目での平均得点率は早慶で73.6%と、難関国立大よりも高い水準となっていた。上理明青立法中は66.3%、関関同立は62.4%と7割を超えることが8月の時点での一つの指標と言えるだろう。

   8月時点で共通テストレベルの学力をしっかりと身につけていた受験生は、本番ではさらに得点を積み上げ実力を発揮していた。難関大現役合格に向けて8月24日(日)の「共通テスト本番レベル模試」では、8割を超える得点を目指そう。また、大学別本番レベルや7月13日(日)には「全国国公立大記述模試」「早大・慶大レベル模試」「上理・明青立法中レベル模試」「関関同立レベル模試」が実施される。共通テスト対策と並行して、志望校までの距離を把握することでこの夏の目標が見えてくるはずだ。夏の計画を立てる一助としてほしい。





部活も最後まで全力投球! 部活生の70.9%が高3引退!


   高3部活生はまさに引退のピークを迎えていることだろう。東進タイムズ編集部が行ったアンケート(資料2)によると、難関大現役合格者のうち部活生は80.1%であった。うち、42.8%が高3の1学期に引退、夏以降も部活を続けた高校生も28.1%と高3引退が多数派の70.9%だ。

   部活で鍛えた体力・集中力・忍耐力は必ず受験にも生きてくる。東進では「夏期特別招待講習」が7/31まで申し込みができる。迷うよりここまで来たら行動あるのみ。受験までに与えられた時間はみな平等だ。来年の春を笑顔で迎えることができるよう、今、行動を起こそう。



【資料1】

 2024年8月「共通テスト本番レベル模試」と「大学入学共通テスト」を両方受験した高3生のうち、以下の大学に現役合格した生徒の成績を集計。

東京大学、東大を除く難関国立(京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京科学大学、一橋大学、神戸大学、医学部医学科)、早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)、上理明青立法中(上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学)、関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)

※私大合格者は難関国立大合格者を除いて集計

【資料2】

 2025年合格発表直後アンケートより。

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