高2生・高1生 夏は大逆転のチャンス!夏の自主的な学習 高1生3時間、高2生4時間、受験生8時間以上で志望校合格に近づく!
今号では、夏に成績をアップするための過ごし方を中心に紹介してきた。この夏の過ごし方次第で、大学受験の結果やその先の未来が大きく変わるかもしれない。今できることに全力で取り組み、力をつけておこう。
今号は、編集部が実施したアンケートから、合格大学別に夏にどのくらい学習していたのかを明らかにした。大学受験までの時間はみな平等に与えられている。その時間をどう使うかは自分次第だ。
【受験生】夏の学習時間 8時間以上が当たり前
大学入試までの時間はみな平等だ。本年実施した編集部アンケートから夏の学習量に関するデータを参考に、今できることを考えていこう。
資料1は各大学グループ別に現役合格した、学年別の夏休み学習時間を調査した結果である。旧七帝大などの難関国立現役合格者は高1のときに、ほかのグループと比べてやや多く学習していることがわかった。高3においては、どのグループも8時間ほど学習をしており、早慶だと8時間39分の平均学習時間だった。高3になると部活動も引退し、学習に充てられる時間は増えるものだ。高1、高2の夏にまとまった時間を学習に充てることができれば、ワンランク上の大学に大逆転合格するチャンスを掴めるかもしれない。
夏が受験の天王山であることは、高3生だけではなく、高2生・高1生にも当てはまる。勉強はもちろん、部活動に専念する時間、または余暇にと、オンとオフのメリハリをつけて、充実した夏にしてほしい。

オープンキャンパスを活用し具体的なイメージを持とう
志望校を決めるにあたって、大学の雰囲気を知るオープンキャンパスは貴重な機会だ。実際に大学を訪問することで、学びのイメージや周辺の環境の様子など、わかることがたくさんある。ぜひ積極的に参加してほしい。
本年、3月に編集部が実施したアンケートでは、オープンキャンパスに参加したことがあるか聞いたところ、難関大現役合格者の70.7%から参加したとの回答があった。
東進公式YouTubeチャンネル「東進TV」でも、日本全国の大学情報を日々更新・発信している。大学教授のインタビューや学生の声など、大学の学びの内容を分かりやすく紹介している。積極的に志望校や学びたい学問について調べ、この夏、深く考えてみてほしい。志望校が決まれば、受験本番から逆算して、目標を立てて計画を進めていこう。

【データについて】
2025年3月実施、「東進タイムズ合格発表直後アンケート」。東進生に限定せず、広く一般の受験生を対象とした。有効回答数668名。
【資料1】
①旧七帝大+3:東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、
九州大学、東京科学大学、一橋大学、神戸大学
②早慶:早稲田大学、慶應義塾大学、
③上理明青立法中:上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、
法政大学、中央大学
【資料2】
2025年合格発表直後アンケートより。









