


オープンキャンパスの注意事項


この記事は2025年7月3日公開の記事「オープンキャンパスの特徴と活用法②」
の続きです。こちらも併せてご覧ください。
オープンキャンパスに参加するにあたり、注意しておくべき事項は次の通りで
ある。
●日時・場所を確認する
毎年、夏休みにあたる7~8月は各大学でオープンキャンパスが集中的に開催
されている。来場型はもちろんのこと、オンライン型でも、特設サイトに長期間
にわたって掲載されるものと、開催日時が限定されているオンラインイベントな
どがある。
なお、大学によっては、全学部を同日にまとめて開催するケースもあれば、学
部ごとに日程を分けて実施することもある。また、学部によって来場型を行わな
い場合もある。事前にスケジュールを確認し、自分が希望する学部に合わせて無
理なく参加できるよう計画を立てておこう。
●事前予約を忘れない
多くの大学では、企画ごとに事前申し込みが必要となる場合がある。オンライ
ン開催でも同様で、参加には登録が必須となっているケースも多い。各大学の公
式サイトをしっかり確認しよう。特に人気の高いイベントでは、定員に達し次第
締め切られる場合があるため、予約開始日を見逃さないことが大切だ。
予約の受付は早いところでは6月上旬から始まる。最近では、LINE 公式アカウ
ントでの通知や、SNS を通じて最新情報を配信している大学も増えている。複数
の手段で情報を得られるようにしておくと安心だ。
最後にオープンキャンパス参加にあたってのシミュレーションを紹介する。
実施会場によって交通手段や所要時間、費用が大きく異なるため、自宅からど
のように行くかを具体的に想定して計画を立てよう。
●自宅から参加する場合
オープンキャンパス当日は、まず自宅を出発する時間を決める。出発時間は余
裕を持っておこう。出発前には、筆記用具や案内状、飲み物など必要な持ち物を
チェックし、忘れ物がないように準備しよう。出発前には天候の確認をして必要
に応じて雨具などを持参し、電車やバスに乗る前に経路、乗り換え回数、所要時
間、運賃などをあらかじめ確認しておくと安心である。キャンパスでは興味のあ
る学部や研究室を優先的に回ることで、より有意義な体験ができるようにしよう。
プログラム終了後は、大学から最寄り駅、そして自宅までの帰宅ルートを再確認
し、混雑する時間帯を避けた移動計画を立てておくと、安心だ。
●自宅外から参加する場合
遠方からオープンキャンパスに参加する場合は、まず日時や場所、予算に応じ
てホテルを予約する必要がある。前泊するかどうかは移動時間やスケジュールを
考慮して検討し、併せて着替えや充電器、案内状などの必要な持ち物リストを作
成して忘れ物がないように準備しよう。電車、新幹線、バスなどを利用し、交通
トラブルを考慮して余裕を持った行動を心がけるとよい。ホテルに到着したらチ
ェックインを済ませ、大学までのルートや所要時間を事前に確認し、さらに近
隣の飲食店やコンビニの場所も把握しておくと滞在中に便利である。翌朝は大学
への受付時間に間に合うよう出発時間を逆算し、ホテルを出発できるよう準備す
る。また、荷物が多い場合はフロントや駅のロッカーなどに預けて、身軽な状態
で大学へ向かうとよいだろう。