世界トップを目指す 国際卓越研究大学としての未来構想 東北大学③ 研究に向き合う 「折れない心」を育んでほしい
本記事は世界トップを目指す 国際卓越研究大学としての未来構想 東北大学② 50年続く講座制を廃止し研究環境を一新 の続きの記事です。こちらの記事も併せてご覧ください。

日本初の国際卓越研究大学として認定された東北大学は、今後どのような姿を目指していくのか。その全容が明らかになった。建学の理念に基づきながら、世界トップレベルの研究大学を目指す。そのためのシステム変革に取り組み、体制を新たにしたうえで設備も充実させている。「入学後に学生が伸びる大学」として長年にわたり第1位を獲得し続ける東北大学は、学生を伸ばしながら研究力も高めていく。そのビジョンについて滝澤博胤副学長にお話を伺った。
研究に向き合う「折れない心」を育んでほしい
たとえ研究者にならなくとも、自分なりに「これは」というテーマを見つけて、それを突き詰めるのは立派な研究です。そのため必要な素養は、何よりも「折れない心」です。なぜなら研究とは基本的に、失敗の連続だからです。何か仮説を立てて実験したとしても、思いどおりの結果を得られるのは100回に1回ぐらいです。
高校時代にはぜひ、さまざまな挫折や失敗を体験しておいてください。何か一つうまく行かなかったときは、すぐに気持ちを切り替えて別の道を探す。あるいはゴールが見えていながら思わず転倒してしまったときは、けっして諦めずに前に進む。そんな経験をしながら有意義に高校時代を過ごしてきた人ほど、強い気持ちを持てるようになります。
そのうえでリーダーも目指してほしい。ただし独りで勝手な方向へ突き進むのがリーダーではありません。リーダーとは、後ろに「この人についていきたい」と思う人がいる人です。そのためには、自分が努力して何かの頂点に立てたときに、そこから見える美しい眺めを周りの人に伝える力を持っていなければなりません。表現力やコミュニケーション力もリーダーには求められるのです。
東北大学は、学びや研究を通じて社会を先導するリーダーの育成にも取り組んでいます。ぜひ高校時代に多彩な経験を積み、社会に関心を持ち、社会と対話する力を培っておいてください。














