新時代のパスポート 世界を創る半導体・デジタル最前線 東京大学

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半導体技術の研究開発と人材育成に取り組む組織「d.lab」


 日本はいま、国を挙げて最先端の半導体開発に力を入れています。そのために欠かせないのが、半導体に関わる人材の育成です。東京大学では学部横断型教育に加えて産学官連携にも取り組み、半導体の設計から実際のチップ開発までを実践的に学べる環境を整えています。


 半導体関連の研究施設として東京大学ではいち早く、1996年にVDEC(大規模集積システム設計教育研究センター)が設立されました。VDECで行われたのは、大規模集積回路(LSI)の設計環境を全国の大学に整備し、そのうえで設計の教育と研究を行うことです。このVDECが2019年に工学系研究科附属システムデザイン研究センター(d.lab)として再編されました。その狙いは、半導体研究の一層の促進、半導体技術のオープン化と人材育成の推進です。


 d.lab設立に際しては、半導体の受託製造で世界最大手の台湾企業TSMC(Taiwan Semicon-ductor Manufacturing Company)との間で「東京大学・TSMC先進半導体アライアンス」が結ばれました。これに基づく産学連携により、先端半導体の実践的な研究開発を進めています。


 d.labでは「半導体教育プログラム(SPIRIT:Semiconductor educationProgram for InterdisciplinaryResearch and InnovaTion)」を開始したほか、半導体の回路設計を競い合う「半導体デザインハッカソン」や自ら設計した半導体デバイスを試作する実習なども行われています。

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