新時代のパスポート 世界を創る半導体・デジタル最前線 東北大学 産学連携で半導体を開発 自分発のモノづくりを
第6回 東北大学
半導体がなければ、何も動かない――身の回りの電化製品をはじめとして、さまざまなインフラなどまさに現代社会を支えているのが半導体です。その半導体教育を万全の体制でサポートし、設計から製作、測定そして評価分析までを一気通貫で学べる。東北大学では、日本初の国際卓越研究大学ならではの先端的な学びと研究が行われています。
産学連携で半導体を開発 自分発のモノづくりを
東北大学は、半導体に関して世界でも傑出した特許を多く持つ西澤潤一先生をはじめとして、日本の半導体技術開発を常にリードしてきました。今では工学はもちろん、理学から法学・経済分野まで半導体に関わる教員150人体制で、学生をサポートしています。国家的な戦略物資でもある半導体について、まさに全方位的に学べる体制が整えられているのです。
半導体チップを設計、製作して測定するための特殊なソフトTCAD(Technology Computer-Aided Design)、製造に欠かせない最高レベルのクリーンルーム、できた半導体の性能を評価するための高精度な測定機、さらにナノレベルで材料を分析できる日本最先端の研究設備「NanoTerasu(ナノテラス)」までが揃っている。まさに半導体の製造開発の最初から最後までを、実験・計算科学などさまざまな実務を通じて学べる体制が、キャンパス内に整えられています。
半導体研究に必要な分野をすべて揃えた私共の国際集積エレクトロニクス研究開発センターには、全国から80社を超える企業が集まり共同研究を進めています。大学院に進む学生たちは、産学連携プロジェクトに参加し、実社会からの指導も受けながら実践的な学びに取り組みます。
私自身もかつて3D-NAND メモリを発明し黎明期の研究開発を推進しました。これは今ではスマートフォンやパソコン、ゲーム機、USBメモリからデータセンタのサーバに至る多くの製品に利用されています。東北大学の学生には、ぜひ自分の知恵を詰め込んだモノを創って卒業してほしいと話しています。













