2026年度大学入試スケジュール、主要大学入試変更点①(国公立大学) ⑵一般選抜(国公立大学)
この記事は「2026年度大学入試スケジュール、主要大学入試変更点①(国公立大学) ⑴大学入学共通テスト」の続きです。そちらも併せてご覧ください。
(2)一般選抜(国公立大学)
共通テストの後、国公立大学では前期・後期、公立大学では前期・中期(一部)・後期に日程を分けて一般選抜が行われる。前期・中期・後期のそれぞれ1校ずつ出願できるので、最大で3校受験が可能となる。原則として、共通テスト(1次試験)と個別試験(2次試験)の総合評価で合否を判定する。
①出願
国公立大学の一般選抜では、共通テストと共に各大学の個別試験に出願する必要がある。出願期間は前・中・後期とも1月26日(月)から2月4日(水)まで。
共通テストの後に出願書類を取り寄せることも可能だが、受験直前の時間を無駄にしないためにも、事前に可能性のある大学全ての出願書類を用意しておくべきだろう。
一部の大学ではインターネット出願を導入しておらず、加えて検定料の納入や、調査票や出願確認書類の郵送なども必要となる。郵送の場合、締切日に必着なのか当日消印有効なのか、持参して直接の受付に対応しているかなど、しっかり調べて余裕を持って準備したい。
②2段階選抜
国公立大学では、志願倍率が予定倍率を超えた場合、共通テストの成績で第1段階選抜を行い、そこに合格した者だけが個別試験(2次試験)を受けられる。これを「2段階選抜」と呼んでいる。前期日程は2月11日(水・祝)、中期日程は2月18日(水)、後期日程は2月28日(土)までに第1段階選抜の結果が発表される。
③前期日程
前期日程の個別試験(2次試験)は2月25日(水)より開始となる。
合格発表は、公立大学では3月1日(日)、国立大学では3月6日(金)からいずれも3月10日(火)までに行われる。入学手続の締切は3月15日(日)となる。
④中期日程
中期日程の個別試験(2次試験)は3月8日(日)より開始。
合格発表は3月20日(金・祝)から3月24日(火)まで(できる限り3月23日(月)まで)。入学手続の締切は3月27日(金)となる。
なお、前期日程で合格し入学手続を済ませた者は、中期・後期の合格対象者から外れるので注意しておきたい。
⑤後期日程
後期日程の個別試験(2次試験)は3月12日(木)より開始。合格発表は中期日程と同じく3月20日(金・祝)から3月24日(火)まで(できる限り3月23日(月)まで)。入学手続の締切は3月27日(金)となる。
昨今の傾向として、後期日程を廃止する国公立大学が増えている。そのため、後期日程の実施校に人気が殺到する場合がある。
⑥欠員補充第2次募集
入学者が募集人員に満たない場合、3月28日(土)から欠員補充第2次募集の出願受付・試験を開始する。共通テストを受験し、この時点でどの国公立大学にも合格していない場合、または1~2つの国公立大学に合格していても入学手続を取っていない場合、この欠員補充第2次募集に出願することができる。なお、合格発表・入学手続は3月31日(火)までに行われる。









