大学教育・入試改革 (1)2026年度大学入学共通テスト(新課程入試2年目)
2025年度入試から新課程入試となり、『情報Ⅰ』の導入や共通テスト科目の大幅変更など大きな変革があった。『情報Ⅰ』は国数英理社と同等の主要科目として扱われ、プログラミングやデータを活用する力が問われる。また、社会ニーズに応じた学部改組や女子枠・特色入試の拡大など、各大学で大学教育・入試改革が進められている。
今回の特集では、新課程入試2年目の共通テストや、東京科学大の発足、芝浦工業大の大改革、広がる女子枠入試の効果など、最新の情報を踏まえ大学教育・入試改革の動向について多角的に解説する。
2026年度大学入学共通テスト(新課程入試2年目)
新課程に応じた共通テストの変更点の最大の特徴は、
1.新教科『情報』の新設、
2.国語・数学②の試験時間延長と出題範囲見直し
3.地理歴史・公民の再編成
にある。これらは「主体的・対話的で深い学び」を評価する新学習指導要領の理念を反映したものだ。特に今回追加された『情報Ⅰ』では、情報社会と人との関わりや情報の科学的な理解を基に考察する力を問う問題などとともに、問題の発見・解決に向けて考察する力を問う作問がされている。
なお、2025年度入試は新課程科目に加えて、旧課程履修者の学習範囲に基づいて作成された旧課程科目が用意されていたが、これらの科目は2026年度入試では設置されない。そのため、すべての受験者は『情報Ⅰ』や『歴史総合』などの新課程で追加された内容を学習する必要がある。
地理歴史・公民では、『地理総合/歴史総合/公共』を含めた2科目を受験する場合、『地理総合/歴史総合/公共』から選択した組合わせによってもう1科目として受験可能な科目に制限がある。また、国公立大学では受験科目が指定されていることもあるのであらかじめ確認しておこう。















