共通テストで実力を発揮するための3つのシナリオ
■共通テスト直前の科目別復習ポイント
ここで紹介するのは、苦手な科目や分野の克服につながる、直前期に見直したい科目別のポイントだ。各科目に共通するのは、以前に受けた模試や、東進生なら講座のテキストを再度見直すこと。場合によっては講座の再受講も有効だ。また「高速マスター基礎力養成講座」は最後の確認にもぜひ再活用してほしい。
英語
■リーディング
読解問題がすべての割合を占める。これまでの共通テスト型の模試を活用し、時間を短く設定して、その時間内で解き切る力をつけたい。重要なのは、設問文で問われていることを正しく読み取ること。読解のスピードを上げるために、単語や文法の力も不可欠。最後までメンテナンスを並行して行おう。
■リスニング
最も大切なのは「集中して聴く」こと。事前に選択肢に目を通すことは重要 だが、読み上げが始まったら、聞き取りに集中しよう。できなかった問題を次の問題に引きずらない練習もしておこう。
数学
■数学Ⅰ・A
高校数学の土台ともいうべき数学Ⅰ・Aでは、数理的に捉えることや問題を解決する過程を重視している。新傾向の出題については、これまでに受けた模試などを復習して、対応力が身についているかを確認しよう。
■数学Ⅱ・B・C
計算力以上に問題を解決する過程に焦点を当てた出題が多くなっている。その場で「原理を理解して考える力」を鍛えておきたい。
ただし時間内に解き切るため、計算力も疎かにしてはいけない。
国語
■現代文
今までに解いた模試や講座などで出題された漢字・語句の意味は必ず確認しておこう。文章読解力に加えて、「複数の素材を比較し、整理して判断する力」が求められる。詩・短歌・俳句など韻文の出題を視野に入れた問題演習も行おう。
■古文・漢文
古文は基本的な知識に抜け落ちがないか、もう一度チェックしておこう。最重要古語と文法知識は古文の読解に必要なすべての土台となる。漢文も重要漢字と句法、知識問題がわかれば、内容理解に大きな力を発揮する。
理科
■物理
「考察の過程にあたる物理の本質的理解」また「現象をモデル化する過程」を問われる出題が予想される。一つひとつの概念が的確に理解できているか確認を行おう。
■化学
融合問題の出題が予想されるため、理論化学、無機化学、有機化学の各知識とその活用について確認しておこう。リード文や図から必要な数値を読み取って解答を求めるものがあるので、時間配分にも注意が必要だ。
■生物
単なる用語の暗記ではなく、教科書の知識の本質的な理解力と応用力が求められる。図表や写真にも目を通しておこう。計算問題対策も忘れずに。
■地学
図表やグラフを読み解く力を問うものが多く出題される。特に地質図や天気図などは要注意。模試などを復習しておこう。
地歴公民
■世界史(歴史総合、世界史探究)
問題演習の答え合わせをする際には、用語集などで関連する同時代、同地域の出来事にも目を通しておこう。地図や図版とともに設問文もよく読み込むことが重要だ。初見の資料を使用した思考力を問う問題が出題されても、ベースとなる世界史の知識を使って答えが導けるので慌てないこと。
■日本史(歴史総合、日本史探究)
複雑な問題設定から、各設問で何が問われているのか、どのような資料・前提をもとに考えるのかを的確に見抜く必要がある。知識を問う設問と思考力を測る設問、どちらにも共通する基礎知識はしっかり確認しておこう。限られた時間内で必要な情報を読み取って次々と答えを導く、情報処理能力が求められる。
■地理(地理総合、地理探究)
知識の暗記だけではなく、知識を前提として、いかに思考・判断して考察していくかが重要。いずれの大問も、図・写真・表などが多く使用されている。図の読み取りと関連する事柄の組み合わせを2つ選ぶタイプの問題など、初めて見る出題形式に対応していく力も必要。
■政治・経済(公共、政治・経済)
設問が複雑に構成されていて、文章量や資料が多く、解答に時間がかかると予想される。また、資料に関する問題や読み取り問題など、倫理分野、政治分野、経済分野から幅広く出題されるため、教科書をしっかりと読み、太字を中心に思想、制度、理論の大枠をとらえる。
■倫理(公共、倫理)
青年期、現代社会分野、源流思想、日本思想、西洋近現代思想がまんべんなく出題されるため、バランスの良い復習が求められる。また絵画・写真など視覚資料を用いた出題などでも、歴史的背景など倫理の知識をしっかり身につければ解答が導ける。高得点を目指して、「公共」の範囲である「政治・経済」の内容もしっかり確認を。
情報
■情報Ⅰ
「情報社会の問題解決」「コミュニケーションと情報デザイン」「コンピュータとプログラミング」「情報通信ネットワークとデータの活用」以上四つの分野からまんべん情報なく出題される。2025年の初年度では、コンピュータとプログラミングや、情報通信ネットワークとデータの活用が出題の大半を占めた。過去問一年分だけではなく、模試も活用して抜け漏れがないか確認すること。













