憧れの大学 人気の秘密に迫る! 上智大学 理工学部編 part1
憧れの大学 人気の秘密に迫る! 第2回 上智大学 理工学部編
理工融合教育を実践してきた上智大学理工学部 “英語で学ぶ世界基準の理工教育”推進のため、新学科を開設!
カトリック修道会イエズス会によって創設された上智大学。理工学部は、長らく5学科だったが、2008年に専門以外の科目も複合的に学べるようにと3学科に改組。その後英語で学べるコースも設置。この英語コースを発展させた「デジタルグリーンテクノロジー学科」が2027年4月に新設されるなど、注目を集めている。理工学部の生い立ちや現在地、将来のビジョンについて、澁谷理工学部長、杉村学長に話を伺った。

| 専門分野と周辺分野を複合的に学ぶ“複合知”がカリキュラムのベースに
1962年の開設時は「機械工学科」「電気・電子工学科」「物理学科」「化学科」の4学科で、その後「数学科」が加わり、5学科で運営されてきた上智大学理工学部。これらの学科が大きく改組されたのは2008年だった。
「理工学部が再編され、「物質生命理工学科」「機能創造理工学科」「情報理 工学科」の3学科となりました。そのキーワードとなったのが“複合知”。 “自身の専門性の追求とあわせて、周辺分野を含めて複合的に学ぶこと”、さらに“専門を越えていく能力”と私たちは定義しています。ある特定の分野だけの知識で問題を解決するのが難しくなってきている時代。周辺の分野も付随して学ぶことで知識の幅を広げ、新たな問題を解決できる力をつけていこうという考え方ですね」と理工学部長の澁谷智治先生は話す。
それまでの縦割り型から分野横断型の学科構成に変更。例えば物質生命理工学科には、化学科系、生物科学系、さらに物理系の先生が属しているため、学生はこれらを複合的に学ぶことができる。「進路を選ぶ段階では専門分野のことを詳しく知るのは難しいですし、入学時には自分の興味や関心がまだ定まっていない学生も少なくありません。彼らが学ぶうちに自身の方向性を見極められるのでは、幅の広さを持つ学科ならではの長所ですね」
学士を英語のみで取得できるコースも開設
改革はこれだけに留まらず、2012年に「グリーンサイエンスコース」「グリーンエンジニアリングコース」の二つの英語コースが新設されることに。
「4年間やってみると良いところ改善すべきところが分かってくるので、少し手を入れましょうと、見直したのです。英語だけで学位が取れるコースを創ろうという構想がまとまり、この二つの英語コースが誕生しました」
こうして英語だけで学士が取れるようなった。そして2027年4月、さらに大きな節目を迎えることになる。「この二つのコースを統合し、さらに時代の要請に応えたいと考え、理工学部四つ目の学科を立ち上げることになりました。それが『デジタルグリーンテクノロジー学科』なのです」
ちなみにこの開設に伴い、二つの英語コースは来年9月入学(上智大学には秋入学制度がある)の学生を最後に発展的に解消される見込みだ。












