2026年度 国公立大学入試動向Ⅲ
本記事は「2026年度 国公立大学入試動向Ⅱ」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
⑶国公立大学志願者数と地域別志願動向
「令和7 年度国公立大学入学者選抜確定志願状況」(文部科学省)によると、2025年度入試の国公立大学全体の一般選抜の志願者数は、428,501人と前年度よりわずかに増加となった。
グラフ2に2020年度から2025年度までの国公立大学の地域別志願者数の推移を示した(一般選抜のみ)。志願動向には、全体として前年度の動向に対する揺り戻しの傾向(隔年現象)がみられる。
北海道では、前年度とほぼ同水準にとどまっている(前年比99.0%)。東北地方では、東北大の志願者が増加している一方で、東北地方全体では減少している(同98.0%)。
関東地方(東京を除く)では前年比104.3%と増加している一方、東京では前年比99.0%とわずかながら減少している。甲信越地方では増加に転じており(同106.7%)、志願者が1,500人以上増加した。前年度の反動と思われる揺り戻しの影響を受けていると考えられる。
北陸地方では5年連続で減少していたが、2025年度は増加に転じた(同107.4%)。
東海地方では複数年でみると減少傾向にあり、2017年度と比較すると5,000人以上減少している。近畿地方では、志願者数は前年度とほぼ同水準で推移し、大きな増減はみられなかった。全体として安定した状況が続いており、地域全体の志願動向に大きな変化は生じていないといえる。
中国地方および四国地方では、前年比106~107%と増加し、堅調な伸びを示した。一方で、九州地方・沖縄では前年比96.7%と減少し、過去10年間で最も低い水準となっている。以上のように、2025年度の国公立大学の志願状況は全体として増加傾向にあるが、地域別にみると微増・微減の差がみられた。
グラフ3には、18歳人口の推移を地域別にまとめた。18歳人口は、2025年においては全国的に前年比で増加している。














