2026年度 国公立大学入試動向Ⅴ
(2026.01.30)
本記事は「2026年度 国公立大学入試動向Ⅳ」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
国公立大学の志望動向
⑴学部系統別の志望動向
表2は、2016年度から2026年度入試までの東進「第3回 8月共通テスト本番レベル模試講評」におけるデータを元に、国公立大学の志望動向を学部系統別に2016年度入試の志望を100とした指数で表したものである。
また、2026年度入試の志望動向を2025年度と比較したデータを、表の一番右の列にパーセントで示している。この学部系統別のデータを元に、2026年度入試の志望動向をみていこう。
文系の学部系統では、「経済・経営・商」が前年比104%となり、3年連続の増加となった。依然として高い人気を維持しており、安定した志願傾向がみられる。一方で、「文・人文・人間系」は前年比94%と微減している。次に理系の学部系統をみてみよう。
理系の学部系統では、「医学」および「歯学」が前年比110%前後となり、高い人気が継続している。また、一時は指数が70を下回っていた「農・水産・獣医」も、5年連続で増加を続けており、着実な回復傾向がみられる。その一方で、「看護・保健・医療技術」は2021年度以降、減少傾向が続いている。
学際系統をみると、「国際」分野は前年比119%と大きく回復し、19年度からの減少から持ち直した。コロナ禍以前の生活様式に戻りつつあることを背景に、海外や国際交流への関心が再び高まったことが要因と考えられる。一方、「情報」分野は2016年以降急激な増加を続けてきたが、今回の指数は前年比97%となり、前年度を下回った。学部新設での供給過多とともに、受験生の関心がやや落ち着きを見せ始めているといえる。















