憧れの大学 人気の秘密に迫る! 芝浦工業大学 工学部編 part2
(2026.02.06)
憧れの大学 人気の秘密に迫る! 第3回 芝浦工業大学 工学部編
本記事は「憧れの大学 人気の秘密に迫る! 芝浦工業大学 工学部編 part1」の続きです。よろしければそちらも併せてご覧ください。
最短3年で実現した課程制への移行
2021年、工学部長に就任した苅谷教授に課せられた最大のミッションが、学科制から課程制への移行だ。わずか3年の準備期間を経て、2024年4月に新制度をスタートさせた。「日本の学科制は学問分野を細分化して積み上げてきました。それは一定の成功を収めたシステムです。しかし、今の社会課題は、単一の分野だけでは解決できません。環境問題を考えても、環境の専門家だけで解決できるものではありません。さまざまな知識と技術を横断的に使う必要があります」
新しい課程制では、機械、物質化学、電気電子、情報通信、土木という5つの専門課程が工学のほぼすべてを網羅。学生は自分の課程で専門性を確保しながら、他課程の科目も自由に履修できます。工学部全体で19の分野別科目群が用意され、特定の科目群で10単位と学内研究留学で2単位を取得すると「副コース」として認定される仕組みだ。
「表面的な知識の習得だけにならないよう、自分の軸はしっかりと持つ。その上でプラスアルファを積み重ねていく形にしています」。通常1年の卒業研究期間を2年間に拡大したことや、他課程の研究室で半年間学べる「学内研究留学制度」も特徴的だ。
初年度の学生たちは、すでに積極的に他課程の授業を履修している。
「機械の学生が物質化学や電気の授業を取りに行くということも。副コース認定を目指して、1年生の時から計画的に履修している学生も多いです」。2年生の中には、早くも研究室見学を自主的に申し込む学生もいるそうだ。能動的な学びの姿勢が、従来より前倒しで育っている。












